アルバム 虹彩/夏の記憶/深夜ソナタ 岩下啓亮 Sardine 2025年9月20日、過去に録音した未完成の3曲をミニアルバムの形でリリースします。いつかはちゃんと録音しようと考えているうちに四半世紀が瞬く間に過ぎました。後悔することしきり、ですが、不完全なま…
Cassette Gadget 4q (sketch) 岩下啓亮 Sardine 「ギター一本で歌っても成立するのがホンモノの歌じゃないですか?」と或る大物ディレクターはいった。その忠告を真に受けた私は、いっときアコギの弾き語りのみで曲をつくっていた。大半は使いものにならなか…
これは2024年に投稿した記事に歌詞を加えて再構成したものです。 『Everything / Nothing』を1986年に制作して以来、私は構成を変更したことは一度とありません。ただし、音質・レベル・曲間など再リリースにともない随所に工夫を凝らしております。ぜひお聞…
1999年、私は確かに「遁走」の状態にあった。他人との関わりが希薄になり、同時代性を感じられなくなっていた。特に音楽においては流行とはまったく無縁になり、帰る家を見失ってしまったように感じていた。 つくった歌のカッコ悪さに、自分でも辟易していた…
岩下啓亮 Sardineが、1989年に自主制作した『50 / 50』は、岩下のピアノプレイヤーとしての実力が遺憾なく発揮された8曲入り作品集です。 歌とピアノが五分五分という意味で、タイトルを「フィフティ・フィフティ」としましたが、ひとり多重録音によるぶ厚い…
『Cut 'N' Paste』は岩下啓亮 Sardineが2025年5月31日にリリースしたアルバムである。 簡単で散漫な解説。昨年『Cut 'N' Paste』をリリースしたとき、「拾遺集」だとしたが、25年版は、以前の版とは収録曲を大幅に変えている。すなわち「立ってるだけ」と「C…
岩下啓亮 Sardineが1997〜1998年に制作した音源を収めた『鰯の骨格(英題:Sardine's Skeleton)』は、2025年5月3日(憲法記念日)に発布された。 『鰯の骨格』は、岩下啓亮 Sardineが1997年から1998年に録音した音源を集めて再構成したアルバムだ。 前年の1…
岩下啓亮 Sardineは、2025年3月22日にカセット・ガジェット(通称カセガゼ)シリーズ第三弾、『Cassette Gadget 3 1985-1987』をリリースしました。 丹前を着て、セブンスターをくゆらせながらくつろいでいる私。奥にSANYOのラジカセがみえる。卓上のシンセ…
Cassette Gadget 2 (Instrumental) 岩下啓亮 Sardine 2025年2月22日(猫の日)にリリース。ジャケットの猫はリュウジん家の飼い猫だったチロくん。 Cassette Gadget 2 (Instrumental) 岩下啓亮 Sardine エレクトロニック ¥611 1984年、私は北青山のアンティ…
この記事は、⇣ 前エントリーの続きとしてご覧ください。 kp4323w3255b5t267.hatenablog.com というわけで、『Cassette Gadget 1983-1984』の歌詞カードを掲載します。はっきりいってこの時代の歌詞は、まるでうわごとみたいで、公開するのもこっ恥ずかしいが…
Cassette Gadget 1983-1984 岩下啓亮 Sardine 2025年2月15日リリース 私が多重録音を始めたのは1983年、千代田区神田にあったプレイヤーズイン楽器店に臨時雇いで勤め始めてからだ。店長の南山氏の好意で閉店後「楽器の扱い方を覚えるため」自由に使えること…
『Windsor knot』(ウィンザー・ノット)は、岩下啓亮 Sardineが2025年1月25日にリリースしたアルバムである。名前の由来はネクタイの結び方から採った。 Windsor knot 岩下啓亮 Sardine Amazon 私は1989年から1996年まで静岡県浜松市に住んでいた。教育楽器…
『愛の奇跡』は岩下啓亮 Sardineが2024年12月14日にシングル配信として発表した楽曲である。 このピアノと歌だけによるオリジナルバージョンの録音は1997年。その後の経緯は以下に記している(TuneCoreの楽曲紹介文より引用)。 『愛の奇跡』という曲は紆余…
『変身』は、岩下啓亮 Sardineが2001年に制作した作品集である。 私は『変身』のリリースをためらっていた。なぜなら、あまりにも赤裸々に感じていたからだ。この曲集には自分の恋愛体験がかなりレアな形で投影されている。その姿をさらけ出すのは、恥ずかし…
久しぶりに聴きました。ちょっとこそばゆく感じるけれど。でも、削ぎ落とされたアレンジとシンプルなメロディ、そして他人を思いやる繊細な歌詞が今の世の中に通じるものがあるのかなと思い、四半世紀前に作った曲をシングルとして出すことにしました(Tun…
2024年9月21日、岩下啓亮Sardineは、シングル『夏の記憶』を緊急配信した。 今年に入って私は過去に録音した音源を発掘し、岩下啓亮 Sardineとして、7枚のアルバムと1枚のシングルをリリースしました。もう残りは出すまいと決めていましたが、選に漏れた曲の…
所沢時代①からの続き。これも時系列を示す。 1997年~2000年『所沢時代①』に記載。 2001年『変身』(幻のアルバム) 2002年『21世紀のプロテストソング』「ふわふわ」 2001年の『変身』は、作品集としての体裁が整っていたが、そのままの形で配信することに…
埼玉県所沢市では16年過ごした。最初に暮らした寿町のアパートで、1996年から2002年のあいだ、音楽制作に没頭した。この時代に作った曲の歌詞を、録音した順に、二篇に分けて掲載する。 おおまかに時系列を示す。 1996年『離してはいけない』、「高原」 1997…
『Cut 'N' Paste』は、拾遺集である。 私の作品中、万人向きではないもの、風変わりなもの、聞く人によってはネガティヴな反応を惹起する問題作を集めた。とくに「立ってるだけ」は、私自身リリースしようかどうか、ずいぶん迷った。が、全キャリアを通じて…
音楽配信しはじめてから5か月が経過した。再生回数に拘泥したくはないが、不可解だのは、最終作にして最高傑作(だと個人的には思っている)の『21世紀のプロテストソング』が、いちばん再生回数が少ないのである。たぶんタイトルで敬遠されているのではな…
岩下啓亮 Sardineの第二歌詞集です。学生時代の前エントリー(Everything/Nothing & 50/50)に比べると詞の内容が思慮深くなっているように思います。独身者と既婚者の違いもくっきりと表れていますね。 無断転載禁止 Windsor knot(浜松時代:1989~1996) …
『離してはいけない』は1996年9月に発表した、岩下啓亮の唯一の自主制作盤(CD)である。4月から制作をはじめ、約3ヶ月かかって完成した。作詞・作曲・編曲・演奏・歌・録音・編集・表紙イラストすべては岩下自身による。パートナーが録音の最中に適宜アドヴ…
無料でシングル一曲切れるというTuneCoreのキャンペーンに乗っかって、どこにも収まらない感じのナンバーを5/4にリリースしました。イワシ唯一のエレクトリック・ボディー・ミュージック(EBM)で、題名に'84とありますが、正しくは1985年の作品です。ローラ…
岩下啓亮 Sardine、配信第三弾は2002年に制作した作品集、『21世紀のプロテストソング』です。タイトルが示すように、この作品集には社会へのメッセージが表れています。それは今の時代にも通じる普遍的なものだと私は考えています。ぜひみなさんの耳で確か…
2024年3月23日、アンソロジー第二集『鰯の告白 Sardine's confession』をお届けします。 今回のも20曲入り 1時間26分と盛りだくさんです(適当に休みやすみ聞いてください)。内容は前のほどキャッチーではなく、シブくてフォーキーなビタースイートで、音質…
✳︎この記事は方々に書き散らしたものの拾遺集です。 1996年、28年前のイワシ。これもジャケット写真候補。 ◆あちこちに散逸している音源を探した。 熊本地震で本棚やなんかが崩壊してしまった。その後遺症で、まとめていた資料もバラバラになった。整理すり…
鰯こと岩下啓亮 Sardineです。2024年2月24日に初のアルバム『Catchy 22 Anthology』を発表しました。 magazine.tunecore.co.jp インターネット配信のみでCDやアナログ等の販売はありません。したがって歌詞カードやライナーノーツもない。というわけで私は、…
【はじめに】 1月の前半は自分には珍しくアクティブに動いたがその反動か後半に体調を崩してしまった。はしがきに毎回やる気のなさを書くのもどうかしらと思うけど仕方ない、体力が失せたら書く気力も失せる。 懸案の過去音源を配信する計画も、じつは1月…
【はじめに】 2024年を迎えて、平安な一年を願ったものの、その想いは初日から打ち砕かれた。世界中が混乱と争いに苛まれる中、日本だけは例外、とはいかないようだ。今年はきっと、去年よりも辛い一年になるだろう。使いたくないことばだが、「覚悟」が必要…
【はじめに】 ぼうごなつこさんから招待コードをいただいたのでツイッターXが万が一ダメになったときのことを鑑み、避難場所としてblueskyにアカウントを設けた。しかしSNSが3つになると、さすがに意識が散逸する。なのでしばらくして、使い分けするよりも…