【はじめに】
投稿が少なくなっている。SNS自体に倦んでいるのが主な原因だけど、他にもある。たぶんイスラエルの非道きわまりないガザへの攻撃に発する言葉を失ってからだ。黙るつもりはないし、なにか発言しなければと思うのだが、適切な言葉が探せない。そうこうしている間に、時間ばかりが経過していく。
2023/11/24
なんか、やってりゃそのうち覚えるからやれよ的な、雑な物言いが増えているように感じます。初期にバグは出るものでそのうち改善するでしょも同じ。確かに経験は大事だけども、キミが思ってるほど人は物覚えよくないよ、といいたくなります。制度やシステムを推進する側に、想像力が欠けていると思う。(6月16日に投稿の拙ツイート)
たかがスマフォで短文を投稿できるだけで、自分を「できる人」のように見せかけている人が少なくない。「今の技術についていけない人」に分類されたくないからか「分かっている人」のふりしているだけで、実際の理解度は「できない人」と大差ない。自分の弱みを認められず、やたらと攻撃的になる人だ。
虚勢を張るな。万能感に浸るな。他者を蔑み溜飲さげるな。実際オマエは何も解っちゃいないんだ。
ツイッターを「使えている」人たちは自覚ないかもしれないが、じつは皆、テクノロジーにうまく適応している部類に入ると思う。だからこそ想像してみて。世の中にはスマフォを買えない、インターネットに接続していない、パソコンを扱えない、投稿したこともない人たちが、年齢を問わず大勢いることを。(6月14日に投稿の拙ツイート)
しかし、ツイッターを「使えている」人たちの多くは自分がうまく時代に適応していると錯覚しているようで、端末操作にまごついたりオンライン手続きができない年寄りを気安くdisっているが、君たちがほんとうに最新テクノロジーを使いこなせているかどうかは怪しいものだ。
Xは自意識増幅装置だから。
前世紀末、私が地道に音楽を制作していた頃、むかしの仲間が電話をかけてきた。
「音源あるならインターネット使えよ、やり方わからないんだろ、教えてやるよ」
彼は親切のつもりでアドヴァイスしてくれたのだろうが、教えてやるよ、の尊大な物言いにカチンときた私は「いや、結構」と答えたのだった。
あれでインターネットに接続したのが二、三年は遅れたな。私は万事そんなふうだ。時代に乗りきれず、いつも損している。短気は損気を絵に描いたような人生だ。
あいつも私と同じ61歳。世間的には年寄りだ。
同年代の友人たちのことを、ふと思いだす。今ではすっかり疎遠だけども、みんなどうしているだろうか。世知辛い今日、悠々自適の日々を送っているとは思えない。今でも身を粉にして働いているんじゃないか。
元気でいてほしい。圧政に、負けないでほしい。
立憲民主党と共産党が連携? おおいに結構。否定はしない。候補者を調整してくれ。よろしく頼む。
ただし私は、比例はれいわ。
2023/10/25
(なすこさんへのメンション)
マイナ保険証のみならず、マイナポータルを用いた申請がどれくらい普及しているかも大いに疑問があります。手続きの簡便さと迅速な対応がデジタル化の主眼であるはずなのに実際はあべこべ。膨大な事務作業を処理するために、自治体は臨時職員を採用せざるをえません。そう、パソナみたいな人材派遣から。
国のすすめる制度という制度が複雑化の度合を増している。制度の一つひとつに収入等による無用な線引きやらカードの有無による手数料の差別化やらの、公平性を欠いた条件が設けられていることが要因にあげられよう。政治家や官僚が、公共サービスから「国民に等しく」を削るべきだと考えているからだ。
税収の還元だなんてムダな事業以外の何物でもないではないか。そんなナンセンスな方針を掲げる首相は無能と呼ぶしかない。いかに非合理的な経済政策を打ちだすかに血道をあげているんだもの。もっとも効果的で、かつ国民全員に公平な経済政策は消費税の減税じゃないか。なぜ消費減税を回避するんだ?
私は、政府が国民に意地悪をしているようにしか思えない。「さて、君たちはこの苛酷にどこまで耐えられるかな」的な仕打ちにしか。
(ぬまちゃんさんへの返信)
制度を設計する官僚も閣議決定を乱発する閣僚も、公共の福祉を勘違いしている。根底に国民への不信すなわち「頑張らない者が社会保障の恩恵を受けるのは怪しからん」的な意識がある。窓口の非正規職員が「水際作戦」に従事させられる理由は、制度の策定者らに弱者救済の観点が欠如しているからだと思います。
2023/10/26
ラジオをつけたらプロコフィエフのピアノ協奏曲。この演奏は聞き覚えあるぞ。アシュケナージのピアノにアンドレ・プレヴィンの指揮。秋晴れによく似合う、透徹した音響だ。しかし最近めっきりクラシック音楽を聞かなくなったな私。
2023/10/27
お芋掘りに行ったんだよ。三日連ちゃんで。さすがに草臥れた。うん、たしかに「おそらがいっぱいあった」
4区候補予定者金城氏を公認へ 立民、近く発表
【沖縄タイムス】
はて、沖縄4区は前豊見城市長の山川仁氏が6月26日すでに立候補を表明しているはずだが。れいわ新選組の公認がオール沖縄的にNGなのか? 誰が立候補しても自由だし、地域の諸事情もあろうが、こういう形の擁立は疑問だな。
2023/10/28
昨日ツイッター(X)での投稿では、無用な軋轢を避けるため、疑問を呈する形にとどめているが、正直なところ私は、かなり憤っている。どちらがより国会議員として「働ける」候補者であるか、比較するまでもないだろう。
立憲と共産が連携することについて、私は数日前に「おおいに結構、よろしく候補者を調整してくれ」と書いた。その思いは今も変わらない。実際問題、私の住む選挙区に、れいわの候補者が立つ可能性はない。野党共闘の候補者に投票するしかないのだ。しかし……
立憲民主党執行部の意向を反映したものだろうが、だとすれば、この判断は誤りだ。今回の後出し擁立は、他の選挙区の(主にれいわ支持者の)投票行動にも影響を及ぼすだろう。
曲順が判明した)赤盤・青盤について。
11月10日に増量版が発表されるが、旧来のビートルズファンで選曲に百パーセント同意の方は皆無だろう。誰もが「何故あれが入っていないのだ」と思うに違いない。オリジナルの選曲はジョージ・ハリスン監修というお墨付きがあったわけだが、今回は誰が、どんな基準で選んだのだろう。
ま、万人の納得する選曲は不可能だ。ならば私も、思ったことを書き留めておこう。
まず、カバー曲の収録は歓迎したい。「ツイスト&シャウト」は歴史を変えた一曲であると思うから。しかし、ポール渾身のシャウト「のっぽのサリー」が入っていないのは解せない。ジョンびいきの私たが「ユー・リアリ〜」と入れ替えるべきだと思う。
次に、『フォーセール』から相変わらず「エイト・デイズ〜」の一曲しか選ばれていないのが寂しい。せめて「ノー・リプライ」か「ベイビーズ・イン・ブラック」を入れてほしかった。
比して、青盤にはそれほど異存はない。 「ウィズイン・ユー〜」「〜ブルドッグ」「アイ・ウォント・ユー」などが入ったのは喜ばしい。ホワイトアルバムからの数曲も妥当な線だが、しいていえば「ヘルター・スケルター」があればもっとよかったな。
そういえば、さっき上通の細い路地裏を歩いていると、小ぢんまりとした洋装店のこれまた小さなスピーカーから「オールド・ブラウン・シュー」が流れてきてさ、ビートルズと気づくまでに一瞬間があって、なんだかとても今ふうに聞こえたよ。
(ピンク・フロイドのキーボードの人は誰だっけ? とうそぶく高橋健太郎氏へエアリプのつもりで)
ピンク・フロイドのキーボードの人の名前は、リチャード(リック)・ライト。
(9月24日の拙ツイートを引用しつつ)
まあ、ムード音楽だし、イージーリスニングといっても間違いないだろう。けどさ、今ムードに浸れる音楽がどれくらいある? っていうか、音楽はある種のムードを演出する役割も少なくないんじゃないのかしら。
SNS鰯の記録10(2023/10/11〜10/22)【鰯の独白】
はてなブログに投稿しました。
悪いなりに、まとめてみると、それなりに書いた意味はあると感じる。いいたいことを過不足なく書けたという手ごたえを感じた。自分が納得できるかどうかが、いちばん大切なことなんじゃないか。
kp4323w3255b5t267.hatenablog.com
雲ひとつない、爽やかな秋晴れの空だ。
しかし今の私は、秋空の美しさを無邪気に喜ぶことができない。ポストすることすら、ためらってしまう。
戦争は、人の心からあらゆる感情を奪ってしまう。
空爆は、無差別攻撃は、今日の空がきれいだとか、子どもたちの笑顔がかわいいとか、そういったささいな、しかし大切な感情を、根こそぎ奪いとってしまうのだ。
私たちの頭上に広がる青空と、機影に震えるガザ地区の空は、切れめなくつながっている。
2023/10/31
妻「シャツの襟もとよれている。アイロンかけてのばそうか」
私「いや結構。ほら俺は映画でウディ・アレンやダスティン・ホフマンがよれよれのを着てるのに憧れて、男子たるものアイロンかけるべからずと服飾雑誌(メンズクラブ)で教わった世代だからさ」
妻「それ間違った情報。歳とったら服の皺はみっともないだけ」
アイロンくらい自分でしますよ。ジャム時代のポール・ウェラーは楽屋でスーツにアイロンあてていたそうだけど、あれを見習って。
2023/11/01
ルーファス・ウェインライトの『フォークオクラシー』をひんぱんに聴いている。今年リリースされたアルバムの中で、ベストスリーに入る作品だ。フォークソングを採り上げつつゲストと共演する、というと企画盤のようだが、さにあらず。どのトラックも入念にアレンジが凝らされ、ルーファスのオリジナルと化している。
アノーニを招いて、代表作の「ゴーイング・トゥ・ア・タウン」をセルフカヴァーしている。ブッシュ政権下イラク戦争にのめり込むアメリカを強烈に批難した歌。
初出は2007年「リリース・ザ・スターズ」に収録。
I really need to know
I may just never see you again, or might as well
You took advantage of a world
that loved you well
I'm going to a town
that has already been burnt down
I'm so tired of you, America
Going To A Town
Rufus Wainwright(feat. Anohni)
https://open.spotify.com/track/6PLzZRlsFMxbB9JuTHroL5?si=vVEDBYmKTwy2oR3t8YTiqw
次にデヴィッド・バーンとの「ハイ・オン・ア・ロッキー・レッジ(オリジナルはムーンドッグ)」さらにハワイのプロテストソング「カウラナ・ナ・プア」と続く後半の流れから、彼がフォークソング=民衆の歌から何を掬いあげようとしているのかがうかがえる。
ルーファスの複雑玄妙な音楽性と内に秘めた社会性を理解するには最適だと思う。粘度を控えめにした歌い方と穏やかな音響も、少しずつ寒さを増してくる今の季節にぴったりだ。
ついでに言及しておくと。
ルーファスの『フォークオクラシー』を聴いて私が即座に連想したのは、ロバート・プラントがアリソン・クラウスと組んだ二枚のアルバム、『Raising Sand』と『Raise The Roof』だ。
自分たちが望む望まざるに関わらず間違った側にいるという認識が必要だ。
現政権を容認することは、それが消極的なものであっても、戦争の一端に加担しているのと同じだ。
日本人の手はすでに血に塗れている。遠い地域で起こる非人道的な行為をまるで対岸の火事のように傍観している。アメリカに追随する政治を止めることもできない。
政府は軍備を拡大し、兵器を買い揃え、使いものにならない基地を拵え、近隣諸国との緊張をいたずらに煽る。日本人の男どもは将校か参謀にでもなったつもりで、相手が攻めてくるなら応戦するしかないと勇ましく主張する。砲弾が降りそそぐ恐怖や痛みを想像もできない。自分が蹂躙される側にいることも。
デジタル大臣・河野太郎をみてみろ。マイナ保険証の失敗を認めようともせず木で鼻を括ったような答弁で開き直る無能ぶりを。あの男が安倍政権時に防衛大臣であったことを忘れてはならない。好戦的で反省できない人物を国務にあててはならない。責任の取り方を知らぬ政治家を閣僚にしてはならない。
国際社会から相手にもされず、自国の文化を守ろうともせず、自分たちだけが束の間に儲ければいいと、後の事など知ったことじゃないと、拝金主義に凝り固まる亡者の群れが、利益を誘導し、この国のゆくえを危うくさせている。政治家と資本家の結託。官僚の増長と、司法権の独立の侵害。まさに国難だ。
朝のニュースで、三千円の天ぷら定食を物価高で三千八百円にした天ぷら店を紹介していた。しかし客の数は減らなかったとか。その天ぷらはきっと旨いし、八百円の値上げを許容する客層も上質なんだろう。が、問題は、一般大衆の大半が楽しい外食をあきらめ、飲食店が続々と閉店している現状ではないか。
NHKは庶民感覚が欠けている。
私とて外食したいし、下戸だけどたまには飲みに行きたい。でも家計を見ながら、とうてい無理だと諦めている。
うちでドリアでも作ろうかと相談し、スーパーにチーズを買いに行ったが、あまりの高騰にあぜんとした。何もかもが高いから買えない。減税せずとも経済学者の心配する「買い控え」はすでに起こっている。
みんな愚痴をいおう。格好つけずに、日ごろのうっぷんを吐き出そう。こんなにがんばって働いているのに、いっこうに給料は上がらない。毎月の支払いが口座から引かれて、食料品を買いこんだらもうすっからかんだ。冬の到来とともに光熱費がさらにあがる。それでなくても十一月はなにかと物入りなんだ。
倹約にも限界ってもんがあるんだ!
2023/11/02
(時々パリさんへの返信)
値上げという苦渋の決断をした店舗を悪いとは思わないし、通える客を僻んでいるわけでもない。けれども、NHKそこに水準を設けるか、という気持ちになりました。
憲法もダメ、経済もダメ、外交も防衛も公衆衛生もダメ。何もかもダメだろう自公政府は。科学を蔑ろにするからだ。失われた30年という結果を真摯に見よ。(中野昌宏さんのツイート)
中野先生のおっしゃる通りだ。
日本政府は今や科学を捨て、国民は公害も病気も気合いで乗り切れと言っているに等しい。汚染処理水の海洋放出や新型コロナ5類移行をみれば分かるだろう。自公政治の機能不全。呪術化と信仰化。
(河野大臣は「ダメ絶対にゃーにゃー」と喚く、猫アカウントの玉之丞へ返信)
(猫好きの)「山本太郎を総理大臣に!」
2023/11/03
食料の実質消費支出が11ヶ月連続マイナス。今年の家庭における節約のトップは「ふだんの食事」で前回から18.8%増加で60.9%。
昨年の調査で節約のトップは「外食」だった。外食を控えることで家計を調整していたが、それでは間に合わない。毎日の食事を削る人々が激増した。
だが私は、パソナ等の人材派遣業は衰退すると予想している。労働人口の減少が主な理由だが、個人を「人材」と呼び、斡旋する仲介ビジネスがいつまでも続くはずがなかろう。人の価値は能力の優劣や経験年数で測られるものではない。人間を商品として扱い、尊厳を貶める産業は、いずれ没落するさだめだ。
2023/11/04
①
3回くり返し聞いた。絶賛の声が多数だけど、私はそれほど良いと思わなかった。What am I talking about?
②
その後さらに3回聞いた。私の評価は変わらない。技術革新の成果だとも思わない。動画の方は好きだったころの自分が重なって、感傷的な気持ちにもなったが、楽曲の出来は前ふたつより良くない(前ふたつにしたって、それほど良いとは思わなかった)。
③
私には聞かなくてはならない音楽が他にたくさんある。思い出のアルバムは、たまに覗いてみるくらいがいい。
④
ひょっとしたら私は、ビートルズ(あ、主語を書いてしまった)を、他の人たちより好きではないのかもしれない。少なくとも私は、 <オリジナルメンバーが作品として仕上げてリリースした物を「たいした曲じゃない」とは…私は絶対に口に出来ません> なんてことは、それこそ口にできない。かりにつまらないと感じたら、つまらないと書く。神格化はゴメンだ。
⑤
とはいえ、曲全体を支配するもの哀しいトーンは、なんと今(Now)の時代を反映していることか。まるで、これから(Then)の世界のゆくえをも暗示しているかのようだ。 (①のみXに投稿)
これは「オリジナルメンバーが参加した最後の新曲」の間違いでしょ。ポールやリンゴの死後もビートルズの新曲はで続けると思う。AIがあればそれができる。それでも多くの人は名曲素晴らしいと言うだろうし、これ以上の「脱神格化」はないだろうなと。(森哲平さんのトゥート)
まあね。私は2006年にリリースの『Love』が嫌いで、巧く編集したもんだと感心しながらも「こんなのキメラじゃん」と罵ってました。むしろビートルズを過大に神格化しているのは私なのかもしれないな。 「フリー・アズ・ア・バード」は悪くないね。ポールの書いたミドルエイトがとても、いい。
【今週の新譜】
オリヴィア・ロドリゴの「キャント・キャッチ・ミー・ナウ」。4回くり返し聞いた。編曲はシンプルで、意表をつくでもなく、ごく自然な展開だけど、すこぶるメロディアス。何度も聞きたくなる。これが“今”のポップ。
2023/11/05
(𝓜ᒼᑋªⁿ さんへの返信)
「こまどり姉妹」には思わず吹きました。傑作です。
どんな候補者を擁立するか、に尽きるな。一票を託せるか否か。たとえどんなに「党」から「入れろ」と強要されても、務まりそうにもなさそうな候補や市政や国政に悪影響を及ぼしそうな候補を当選させちゃダメじゃん。有権者として当たり前のことなんだけど、そこんとこわかってない「支持者」が多すぎるとは思うね。
2023/11/06
ついに、とうとうルースターズのほぼ全タイトルがサブスクで聞けるようになった。とりわけ2枚のミニアルバムが嬉しい。池畑潤二の豪腕ドラムが堪能できる表題曲を(ホントはボトムの低い次の曲「撃沈魚雷」がもっと凄いんだけど、時節柄)。
河野大臣将来の"オンライン投票”導入へ意欲 「デジタル化の究極のゴール」【TBS】
newsdig.tbs.co.jp<将来的には国内でもオンライン投票の導入を検討したいと意欲を示した。オンライン投票の実施にはマイナンバーカードを活用する考え>
日本国憲法第15条第4項「投票の秘密」に抵触するのではないか。
<すべて選挙における投票の秘密は、これを侵してはならない。選挙人は、その選択に関し公的にも私的にも責任を問はれない。>
それにマイナンバーカードを活用するというが、今みたくザルなセキュリティとおめでたい意識で、投票人の秘密は保持できるのか、はなはだ疑問だ。
河野太郎デジタル相ののたまう、「マイナンバーカードを使うのがネット投票の可能性」。
そいつが早晩、「マイナンバーカードを使うのがネット投票の条件」にすり替わりそうだ。「マイナンバーカード認証でしか投票権を与えない」とね。
2023/11/07
(平川綾真智さんの「詩的な方言って、なんだと思いますか?」というお題に答えて)
熊本の方言で、「むぞらしか」。「こン子はむぞらしかねー(この子はかわいいねー)」というふうに使いますが、聞くたび、あぁいいなーと思います。
たまにテレビつけっぱなしにしてると、芸人さんたちが「なにコレ、うまっ」「あーこれ、絶対うまいやつや」と喚いているのが嫌でも耳に入ってくる。きっと口をハフハフさせているのだろう。
で、いったいテレビはいつまで食べ物のバラエティを続けるつもりなんだ?
(しま子さんへの返信)
なんかね、観てても「美味しそうだね、なんか食べに出ようか」って気にならないんですよね。大抵が「うまそうに食べてるふり」だし。食レポ番組、増えすぎだと思いますが、貧しいくせして食い意地ばかり張っている日本人にはお似合いかもしれませんね。
(e-gu-linさんへの返信)
ひいきのお店は内緒にしておきたいけど、構造不況のあおりで、どこも大変そうだから、通って・食べて・応援したいです。
2023/11/08
誰かを好きになったこと、ある? ちょっとしたしぐさや、会話のはしばしに、ああこの人いいなーと思ったこと、ない?
たくさんと出会う必要はないけれど、自分にとって大切な、かけがえのない人が何人かいるといいね。一緒に過ごしているあいだ、いい感じになれる人を。今からでも遅くない、探そうよ。
あんまり他人をめんどうくさがらないほうがいいと思うんだ。そりゃ他人は自分の思うままにはならないもんだし、譲る・譲らないで疲れてしまうこともあるけどさ、たまに意見があうだろう? 意気投合するじゃないの。馴れあいも群れなすのもゴメンだけど、自分以外の誰かと相脈通じる瞬間があるといいね。
妙な時間に目が冴えて、ジェイムス・テイラー聞いいてる。今さらだけど「ファイアー・アンド・レイン」がよかった。ボビー・ウェストってダブルベース奏者が、3コーラスめからアルコでずーっと同じノートを持続していることに、ついさっき初めて気づいたよ。もう何十年も聞いているというのにさ。
サンデーモーニング、他の報道を扱う番組と比較したら良心的な方だとは思うが、①既存の報道機関に真偽検証をしようとしない日本ファクトチェックセンター関連の編集者をコメンテーターにしている点と、②寺島実郎や青木理に財政規律を論じさせる点が、個人的には観ていて受け入れがたいところだ。
対面での仕事は疲れるね。恒例ではあるけれど。
2023/11/09
財務相「税収増分は使用済み」 - 首相の「還元」原資なし認める【東京】
<鈴木財務相は8日の衆院財務金融委員会で岸田首相が「減税で還元する」と説明してきた過去の税収増分は使用済みで「政策的経費や国債の償還に既に充てられてきた」と述べ、還元の原資はないことを認めた>
財務相いわく、「過去の税収増分は(中略)国債の償還に既に充てられてきた」。
さようこれが「財政規律」。 政府が国民から吸いあげた税金を国債の償還にせっせと勤しむこと。
つまり財務省はさ、国民から一旦ちょうだいした金は一銭たりとも返すつもりはねぇとぬかしてんだぜ。なにが将来にツケを残すな、だ。高級官僚サマは庶民の今の暮らしの苦境なんか知ったことじゃない。財政規律=帳尻合わせすることしか念頭にないんだ。
やみくもに国債を発行しろとはいわんよ。だけど過去最高に増えた税収を、社会保障や福祉や教育に使うのを渋る一方で「国の借金」の返済に充てているというんだから、金をどぶに捨ててるようなもんじゃないか。
税収を還元する、ってえのも考えてみりゃおかしな話でさ。煩雑な手続きで再分配するぐらいなら最初から徴収するなって思うがね。
11/1に私はこんなツイートをしている。
朝のニュースで、「3,000円の天ぷら定食を物価高で3,800円に値上げした天ぷら店」を紹介していた。しかし客の数は減らなかったとか。その天ぷらはきっと旨くて、800円の値上げを許容する客層も上質なんだろう。が、問題は、一般大衆の大半が楽しい外食をあきらめ、飲食店が続々と閉店している現状ではないか。 NHKは庶民感覚が欠けている。
このご時世で、値上げという苦渋の決断をした店舗を悪いとは思わないし、通える客をやっかんでいるわけでもない。けれども、NHKそこに水準を設けるか、という気持ちにはなった。
総理大臣で年間46万円、閣僚で32万円増える特別職の国家公務員の給与を一般職に準じて引き上げる政府の法案も、適切でない、とはいわない。が、
<政府・与党が児童手当の支給を高校生まで拡充する代わりに高校生の扶養控除を縮小する方針で検討に入った>
という報道を目にすると、こいつら結局国民から搾りとることしか考えてないじゃないかとの思いがつのる。松野官房長官の「民間とのバランスをとるため」という毎度の方便も、ずいぶん都合よく使うよねと嫌味の一つも言いたくなる。
そんな中、朝日新聞のこの報道だ。
私は結党の当初から立憲民主党に懐疑的だったからこの結論を聞いてもたいして驚かない。ただ、この党が志向する財政規律は、庶民の暮らしをより良くはしてくれないだろうと思う。
前の選挙で議席が減った理由を消費減税を訴えたことに結びつけ、それを無責任だとする固定観念が根本にある限り、他どんなにまっとうなことを言っていても、私はこの党を信頼できない。
減税したとしても企業がそのぶん賃上げに応じないなら結果は同じことだ、とする財政規律論者の意見をみたけど、その論理だと、増税したとしても企業が賃上げをするとは限らない、ともいえるだろう。
私も還暦過ぎだから、孫の代まで借金を残したくないという思いも分かるが、経済的な理由で結婚しない、子どもをつくらない世代が激増しているご時世だ。孫の顔が見られない理由はなぜなのかを考えたほうがいい。
日本社会の抱える貧困の問題は、待ったなしで解消するべきだ。国家の破綻をおそれるよりも先ずは庶民の暮らしを支えるほうが先だ。収支の均衡は、その後の話だ。
さっき子どもたちがEテレの「おじゃる丸」を熱心に観ていた。今なお根強い人気があるようだ。以下むかし書いた北島三郎のエピソードを再掲する。
十数年前ヤマト運輸で働いていたころ、配達先の東京駅で北島三郎に声をかけられたことがある。あのよく通る声で「お疲れさん!」と肩をたたかれたのだ。
それから北島三郎は、私の抱えていた荷物をおもむろにのぞきこみ、ダンボール箱に描かれたイラストを見て、「お、おじゃる丸じゃないか!」と顔をほころばせた。私は「おじゃる丸グッズ」を八重洲地下街のNHKショップに運んでいる途中だったのである。
北島三郎は「キミ知ってる? 俺はおじゃる丸の主題歌を歌ってるんだよ」と言った。私は「知ってますよ。子どもが好きでよく一緒に観てますから」と答えた。サブちゃんは本当に嬉しそうに何度もうなずいて、「頑張れよ!」と背中に活をくれて新幹線の改札へ颯爽と向かうのだった。
追記:北島三郎は、とても小柄な人だった。私はフランキー・ヴァリを連想した。サブちゃんの周りには3、4名の護衛がいた。みんな体型ゴツくて、全身黒づくめだった。(初出:Twitter 2014年1月2日)
【あとがき】
ペースが鈍いわりには、言いたいこと言うべきことを書いているとは思う。が、
このまとめ作業も時間稼ぎに過ぎないような気がしてならない。伝播する効果を狙っている場合ではないのかもしれない。率直に愚直に、「ただちに戦争を止めろ」というべき時なのだ。鰯 (Sardine) 2023/12/03