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鰯の独白

鰯は、鮪よりも栄養価が高いのです、たぶん。

ah, me too.(あ、私も)。

 

これ知ってる?BBCが制作したジョニ・ミッチェル「フランスの恋人たち」のアニメーション映像。最高!


Joni Mitchell - In France They Kiss On Main Street - Old Grrey Whistle Test - BBC - 1976

 

テンポ・ルパートの極端さはローラ・ニーロを凌ぐが、何に由来するものだろう。いやジュディ本人の意思によるアレンジであることに疑う余地はないけど。


Judee Sill - That's The Spirit

クラムボン (clammbon) - That's The Spirit (Judee Sill)が秀逸なカヴァーをしている。原田郁子の歌唱とピアノもそうだけど、伊藤大助のドラムがオリジナルにとことん忠実。これでジュディ・シルを知った人も少なくないようです。→  www.youtube.com/watch?v=QlNdjc

 

ブルーナイルを初めて聴いたとき、リッキー・リーの『パイレーツ』を連想したけど、その第一印象は間違ってなかった。静謐と緊張感。


The Blue Nile - Easter Parade (Feat. Rickie Lee Jones)

Blue Nile's albums are all masterpieces, but from a comprehensive perspective, the crown is "Hats”.

80年代に出た総てのアルバムで、フェイバリットをあげるなら『ハット』。『ウォーク・アクロス・ザ・ルーフトップス』と迷うところだけど、総合的な仕上がりで。とにかくブルーナイルに駄作の二文字なし。

 

チューブラー・ベルズ』は個人の心理の推移を示した稀有な作品で内向的な(そののち過度な外交へ転ずるが)若者の内面が剥きだしに表現し尽くされている。音像の彼方に一人の裸体の青年が屹立する姿が見えるようだ。マイク・オールドフィールドこの時まだ二十歳前。リフレインの箇所ではにかむ笑顔が息を呑むほど美しい。


Mike Oldfield 'Tubular Bells' Live at the BBC 1973 (high quality / remastered)

『マイルス・アヘッド』や、『グランド・ワズー』にも共通する、一種のチェンバー・ミュージックと言えるでしょうね。メンバーは、ディレクターとクレジットされているトム・ニューマンが選定したんでしょうか?(ヴァージン系以外の人選も含んでますものね。)

 

これ、よく覚えてる。「レモン・パイ」で始まる、氷のオブジェが印象的な、N◯Kの『ヤ◯グ・ミュージック・ショー』。ストローブスは熱演している。今の耳で聞いても、とても良いライブだったと思う。→ www.youtube.com/watch?v=rCEJ1N


Strawbs - The Life Auction - Ghosts - 1975

私はこの曲でリフに目覚めたんだ。

 

狂ってるのは君だけじゃない さあ目を開いて人を見てごらん
どんなことを見ても あたりまえなんて思っちゃ駄目(2曲め「くすりをたくさん」)


Taeko Ohnuki - Sunshower (Full Album)

クリス(トファー)・パーカー最高のドラム演奏が堪能できる。

 

どんな話を しゃべりましょうか 日の出づる国の 明日の事でも(略)僕は一寸 だまるつもりです


Haruomi Hosono - Hosono House [Full Album]

永遠に色あせることのない、狭山産の「ソロアルバム」。

 

オー・ジェイズのこれは、数あるソウル・ナンバーでいちばん好きかも。

The O'JAYS. "Message In Our Music". 1976. album version "Message In The Music". 

 

パラダイス・ギャラージュの「ラリー・レヴァン・ミックス」から冒頭とハイライトを。


Ashford & Simpson - Bourgie Bourgie (Larry Levan @ Paradise Garage Tribute) 1980

ソングクラフトの名匠、アシュフォード&シンプソンと、


Cher - Take me Home [Paradise Garage Classic] [Disco Down]

シェールの「テイク・ミー・ホーム」。十代の頃こんなディスコナンバー、大ッ嫌いだったのにね、今じゃ大好物だわ。

 

渡辺亨さん著の『プリファブ・スプラウトの音楽』を読んでいたら、久しぶりにバーブラ・ストライサンドの『ブロードウェイ・アルバム』を聴きたくなった。冒頭のこの歌にはぶっ飛んだなあ。


Barbra Streisand - Putting it together (1985)

 

ちょっと季節はずれではありますが、好きなアルバムがアップされているのを見つけたんで。どこがいいか言語化し難いのだけど。


Duke Jordan_Flight To Denmark (1973, SteepleChase)

 

ノルウェーテリエ・リピダル。これほど硬い氷の結晶みたいなギターの音色を私は他に知らない。


TERJE RYPDAL AFTER THE RAIN 1976 FULL ALBUM

 

さっきエフエムでサラーム海上さんが、このアルバムのラスト曲「カリーナ」をかけていたけど、フランク・ザッパか?と一瞬勘違いした。昔はそんなふうに聞こえなかったのだが。


Arthur Verocai - Arthur Verocai (1972)

「カリーナ」は23:55から。あと、ジョニ・ミッチェルの『夏草』みたいにアンニュイな「シルビア」も必聴かな。MPB(ムージカ・ポプラール・ブラズィレイラ)の名盤ですから。(ほら、昭和のクルマかい、てツッコミ早よ。)

 

どこまでも続く転調、透明感のあるヴォーカリーズ、物憂げに呟くエレピ、深く呻くフレットレスベース、多重録音コーラス。ここではない何処かへ、イヴァン・リンスが誘ってくれる。


Ivan Lins - Setembro (1980)

 

ザ・バーズ『ロデオの恋人』でグラム・パーソンズがリードヴォーカルの曲だけを編集。ありがたい。だってロジャー・マッギンの歌声、私ニガテだもん。


The Byrds - Sweetheart Of The Rodeo (Gram Parsons Vocals)

 

ナッシュビルの音楽職人たちが結集したエリアコード 615。その後継のグループがベアフット・ジェリー。


Barefoot Jerry

おそるべしナッシュビル。こんな演奏を平気の平左でやってのけるんだから。まあ黙って観てみ。

 

と、きりがないからこの辺で終わるけど、好きな音楽をペタペタ貼りつけて、あてにならないキャプションを添えるのが、私の趣味なんだ。

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スペイン広場で撮ったこの写真、イタリア旅行でもっとも気に入った一枚です。

 

 

“Heavy Cream” ジャック・ブルース・ソングの魅力

 

先日、某アカウントで「私の考える最強のロックトリオは?」というアンケートを見かけた。出題者の偏った好みを反映してか、四択の1位がクリーム(33%)、2位がジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス(28%)、3位がピンク・クラウド(6%)、その他33%という結果だった。EL&PやらラッシュやらアッシュやらUKやらポリスやらジャムやらグリーン・デイやらニルヴァーナやら、他にもいろいろあるだろうとツッコミたくなるけど、ぼくもロック史を一通り見渡すと、やはりクリームは突出して偉大だと思う。

なぜか? それは3人の実力が拮抗し、きれいな正三角を形づくっていたからだ。

一番の人気者はもちろんエリック・クラプトン(ギター・ヴォーカル)だが、バンドの音楽性を牽引していたのはジャック・ブルース(ベース・ヴォーカル・他)で、他を圧倒する個性的なアンサンブルの土台を担ったのはジンジャー・ベイカー(ドラムス)である。

ぼくが初めて買ったアルバムは青盤(1967~1970)で、それから何枚かビートルズが続いたのち、ピンク・フロイドの『狂気』に手を延ばしたと公言しているけど(笑)、じつはその間にもう一枚のアルバムが挟まる。それはクリームの二枚組ベストアルバム、『へヴィー・クリーム』である。内容は以下のとおり。

Heavy Cream

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ぼくの持っていた日本盤は3人がイラストではなく写真だった。

Side one

1. "Strange Brew" (Eric Clapton,Gail Collins Pappalardi,Felix Pappalardi) – 2:45
  • From Cream's second album Disraeli Gears (1967), produced by Felix Pappalardi.
  • Released as a single
2. "White Room" (Jack Bruce,Pete Brown) – 4:37
  • From Cream's third album Wheels of Fire (1968), produced by Felix Pappalardi.
  • Released as a single
3. "Badge" (Clapton,George Harrison) – 2:45
  • From Cream's fourth album Goodbye (1969), produced by Felix Pappalardi.
  • Released as a single
4. "Spoonful" (Willie Dixon) – 6:31
  • From Cream's first album Fresh Cream(1966), produced by Robert Stigwood.
5. "Rollin' and Tumblin'" (Muddy Waters) – 4:41
  • From Fresh Cream.

Side two

1. "I Feel Free" (Bruce, Brown) – 2:54
  • From Fresh Cream.
  • Released as a single
2. "Born Under a Bad Sign" (Booker T. Jones, William Bell) – 3:08
3. "Passing the Time" (Ginger Baker, Mike Taylor) – 4:31
4. "As You Said" (Bruce, Brown) – 4:19
5. "Deserted Cities of the Heart" (Bruce, Brown) – 3:36
  • Tracks 2-5 from Wheels of Fire.

Side three

1. "Cat's Squirrel" (Dr. Isaiah Ross,arr. Clapton, Bruce, Baker) – 3:05
  • From Fresh Cream.
  • B-side of "Wrapping Paper"
2. "Crossroads" (Robert Johnson, arr. Clapton) – 4:13
  • From Wheels of Fire.
  • Released as a single
3. "Sitting on Top of the World" (Walter Vinson, Lonnie Chatmon; arr.Chester Burnett) – 4:56
  • From Wheels of Fire.
4. "SWLABR" (Bruce, Brown) – 2:31
  • From Disraeli Gears.
  • B-side of "Sunshine of Your Love"
5. "What a Bringdown" (Baker) – 3:54
  • From Goodbye.
  • B-side of "Badge"
6. "Tales of Brave Ulysses" (Clapton,Martin Sharp) – 2:45
  • From Disraeli Gears.
  • B-side of "Strange Brew"

Side four

1. "Take It Back" (Bruce, Brown) – 3:04
  • From Disraeli Gears.
2. "Politician" (Bruce, Brown) – 4:11
  • From Wheels of Fire.
3. "I'm So Glad" (Skip James) – 3:55
  • From Fresh Cream.
4. "Sunshine of Your Love" (Bruce, Brown, Clapton) – 4:08
  • From Disraeli Gears.
  • Released as a single
5. "Those Were the Days" (Baker, Taylor) – 2:52
  • From Wheels of Fire.
6. "Doing That Scrapyard Thing" (Bruce, Brown) – 3:14
  • From Goodbye.

今ふり返ってもバランスの取れたよい選曲だと思うが、いかんせん日本の地方に住む中二にはちと難しすぎた。正直いって「まったくおもしろくなかった」のである。だけど廉価盤とはいえ三千円はしたはずだ、元を取り戻さなきゃと一所懸命聞きこんだ。おかげさまで中三の頃には、後発のハードロックを見下ろす、悪いくせがついてしまった。

レッド・ツェッペリンの1stなんて『猫とリス』の物真似じゃなかや」

「ディープ・パープル? 子どもっぽかね。名前ほど深みが感じられん」

などといっては周囲のギター小僧を腹立たせる、ホントくそ生意気なガキだった。

話を戻す。

とくに難しかったのは、「スプーンフル」や「クロスロード」などの有名なブルースナンバー(における長いながいインプロヴィゼーション)ではなく、ジャック・ブルースが詩人のピート・ブラウンと組んで作ったオリジナルソングの数々である。それはロックを聴きはじめて40年が経過した今の耳で聴いてもなかなか手ごわいものだが、しかし噛めばかむほどスルメのように味わいが増す。

というわけで、今回はクリームのレパートリーから、これぞジャック・ブルース!と呼べるナンバーを、四枚のオリジナルアルバムを中心にピックアップしていこう。

 

①『フレッシュ・クリーム』

クリームのファーストアルバム。1966年12月。モノラルで聴いていただこう。


Cream - Fresh Cream (Full Mono Album)

まずは末尾にくっついたボーナストラックの「アイ・フィール・フリー」を聴いてみてほしい(36分47秒)。ぼくが最初に好きになった(どことなく米西海岸のバーズを連想させる)サイケデリックなナンバーだ。続く「コーヒー・ソング」もおもしろい。他の誰にも似ていない、未整理だが独特の世界観だ。それは最初のシングル盤「包装紙」を聴くとますますハッキリする。仏のテレビに出演したときの当て振り映像を観てみようか。


Cream - Wrapping Paper- 1st performance in full (Vient De Paraitre)

しかし英国最強のリズムセクションと組んでバリバリとブルースナンバーを弾きまくるつもりだったエリックは、拍子抜けしたに違いあるまい。アルバム『フレッシュ・クリーム』は冒頭の「N.S.U.」のようにストレートなビートナンバーもあるけれど、全体を通してみるとブルースのスタンダードとオリジナル曲との乖離が目立つ。その隔たりを解消すべく起用されたプロデューサーが、フェリックス・パパラルディである。

 

②『カラフル・クリーム』 (Disraeli Gears

出世作のセカンド。1968年11月。ヒットチャート最高は全英5位、全米4位。


Cream - Disraeli Gears - Full Album

トム・ダウドによるエンジニアリングが決めてとなり、前作で気になった音響の貧弱さが解消されている。楽曲も拵えが行き届いており、投げやりさは微塵もない。エリックが認めるように、ただでさえ凄腕揃いのクリームは録音する前にみっちりリハーサルを重ねるバンドなのだろう。だから演奏が縮こまっておらず、のびのびしている。

しかしヘンテコなアンサンブルだ。有名曲「サンシャイン・オヴ・ユア・ラヴ」でジンジャーが叩くリズムパターンはダ・ドドド、ダ・ドドドと頭打ちのアクセント。これは他ジャンルでは珍しくないけど、ロックではあべこべに異色だ。さらにアウトロの遁走でエリックがジャーンカ・ジャーンカ・ジャンジャンジャーンとギターを乱雑にかき鳴らすあたりなんか、もう最高だ。あまり語られないけど、エリックはソロやリフレインの巧みさだけじゃない、最高のカッティングを聞かせるリズムギタリストだと思う。

でも、けっきょくアルバムの主導権を握っているのはジャックの歌声である。ピート・ブラウンに詞を委ねたことで楽曲の焦点がグッと絞られた。そのことはB面の「スーラバー」や「テイク・イット・バック」を聴けばよく分かるだろう。ポップとブルージーがいい具合にミックスして、カラフルなマーブル模様を描きだしている。

そして特筆すべきは「間違いそうだ (We're Going Wrong」。この暗く重いムードはジャック・ブルースにしか書けない、深みと奥行きと凄みがある。


CREAM - WE'RE GOING WRONG - 25TH NOVEMBER 1967

 

③『クリームの素晴らしき世界』 (Wheels of Fire)

2枚組の大作(うち1枚はライブ)。1968年7月。最高位は全英3位、全米1位。


Cream - Wheels Of Fire (Full Album) 1968

一枚めのスタジオ録音こそが、ぼくの考えるクリームの最上質(クリーム)たる部分である。アンサンブルの噛みあいは他に類を見ない。ほんとうにスリーピースなのかと思えるほど厚みのある演奏だ(もちろんオーヴァーダブも最小限に施されてはいるが)。ジンジャーは激しいドラミングからは想像もつかないリリカルな曲を三つ提供しており(「時は過ぎて」、「ねずみといのしし」、「ゾーズ・ワー・ザ・デイズ」。テムズ川で溺死した不遇のピアニスト、マイク・テイラーとの共作)、エリックの粘っこいギターソロはハウリン・ウルフの「トップ・オヴ・ザー・ワールド」やアルバート・キングの「悪い星の下に」、さらにはC・D面のライブで存分に満喫できるが、やはり白眉となるはジャック・ブルース・ソングである。

冒頭を飾る代表作「ホワイト・ルーム」からして挑戦的だ。ティンパニのとどろき、ワウワウのオブリガード、下降する歌の旋律と上昇するベースラインの対位法。けれどもそれよりも特異なのがピート・ブラウンの書く歌詞である。“Yellow tigers crouched in jungles in her dark eyes, She's just dressing, goodbye windows, tired starlings”(ジャングルにうずくまる黄色い虎が彼女の昏い瞳に映る、着飾った彼女は窓辺の怠惰なムクドリに別れを告げる)。ヒットシングルらしからぬ抽象性の高い「詩」である。しかしジャックがバリトンで朗々と歌うと、暗喩の意味は分からなくても納得させられてしまう。

A面最後の「アズ・ユー・セッド」も意欲作だ。チェロの陰鬱な響き、オープンチューニングによるドローン(通奏低音)、インドともケルトともつかぬ、捉えどころのない旋律。ジャックはエディンバラの王立スコットランド音楽演劇アカデミーでチェロと作曲を学んだが、その成果がようやく花開いた感がある。中学生のころぼくは、この歌を気味悪がって飛ばしていたが、いつからだろう、単独でもたまに聞きたくなるほど好きになっていた。

誰にも書けないといえば「政治家」なんか典型だ。この中東を思わせるリフレインとメロディーの関係性には唸らされる。最初は「妙だな」と思うけど次第にクセになる。ここにきてエリックの持ちこんだ「ブルース」と、ジャック&ジンジャーコンビの「ジャズ」が理想的な形で結ばれている。

そして、「荒れ果てた街Deserted Cities of the Heart)」。クリームの中でダントツにカッコいい曲である。途中で三連に切り替わり、ジンジャーのロールオフにジャックのチェロが沈んでいくところなんか、いつ聴いても鳥肌がたつ。

2005年ロイヤル・アルバート・ホールでの再結成ヴァージョンを観てみようか。チェロの被せがなくても、三位一体となった三拍子への傾れこみは、やはり圧巻だ。


Cream - Deserted Cities Of The Heart (Royal Albert Hall 2005) (12 of 22)

演奏後、エリックが「ジャック・ブルース!」と称えているのが分かるだろう?

 

 ④『グッバイ・クリーム』

やり尽くした後の別れの挨拶。B面の3曲がスタジオ盤で、メンバー各自のソロ作品。


CREAM - Goodbye 1969 Full

バッジ」は後にエリック・クラプトンの代表曲のひとつとなったナンバーで、ビートルズジョージ・ハリスンサイドギターで参加している。ジョージはジャックとも意気投合し、ジャックは翌年のソロアルバム(“Songs for a Tailor”。傑作)に、ジョージを呼んで録音している。しかしここで聴けるジャックのベースラインはどうだ。ミ・ミレド/シラソファミレドーとまるで歌うような対旋律ではないか。

Jack Bruce - Never Tell Your Mother She's Out Of Tune - YouTube

ジンジャー・ベイカーの「ホワット・ア・ブリングダウン」もなかなかの佳作だ。彼の作風はどことなく(スティーヴ・ウィンウッド率いる)トラフィックをほうふつとさせる。だからやはり翌年に結成されるブラインド・フェイスへの布石のようにも聞こえる。

そしてジャック・ブルースは、「スクラップヤード」でお茶を濁す。この陽気で虚ろなノベルティーソングは、ジャックの本来持つブレイン・ドレインの資質がストレートに表れている。ビートルズの「ユー・ノウ・マイ・ネーム」やボンゾ・ドッグ・ドゥー・ダー・バンドを思わせるヴォードヴィル調は、出身であるグレアム・ボンド・オルガニゼーションやアレクシス・コーナーのブルース・インコーポレイテッドの影響を見出せる。あるいはクリス・バーバーの時代まで遡れるかも知れないが、深追いすると怪我しそうなので止めておく。誰か「包装紙」→「エニワン・プレイ・テニス」→「スクラップヤード」の変遷を、(タイニー・ティムも絡ませてかまわないから)ぼくの代わりに書いてくれへんか?


Doing That Scrapyard Thing - Cream


Cream Farewell Concert 1968 (Complete in Real Time)

 

最後にBBCが製作したジャック・ブルースの特別番組を貼っておく。盟友エリック・クラプトンジンジャー・ベイカー、さらにはトム・ロビンソン、レベル42のマーク・キングU2のアダム・クレイトン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリー、パーラメントブーツィー・コリンズがインタビューに答えている。ジャックを育んだスコットランドの雄大なランドスケープグラスゴーのジャズクラブ、スゥインギン・ロンドン、重度のドラッグ中毒から再起まで、彼の軌跡を一時間でたどれる優れたドキュメンタリーだ。


Jack Bruce - The Man Behind the Bass (BBC Documentary)

晩年のリハーサル風景が挿まれる。ぼくの大好きな名バラード「架空の西部の物語」を(よれよれながらも)切々と歌う姿に思わずジーンとなる。でも、一番ゆかいだったのが「サンシャイン・オヴ・ユア・ラヴ」のリズムパターンはこうだと若いメンバーたちに手本を示すあたりだ。それは(クリーム時代は犬猿の仲だと噂されていた)ジンジャー・ベイカーの叩く頭打ちリズムそのものだった。

ジャック・ブルースは2014年10月25日に亡くなるまでいちミュージシャンであり続けた。

(Sardine) 2017/04/07

 

加藤ひさしの「ソングアプローチ」

 

昨夕、NHK-FM「ソングアプローチ」の最終回を聴いた。ザ・コレクターズ加藤ひさし氏がJ-POPの歌詞に辛い注文をつけ、近藤サト氏がフォローするという痛快な番組だった。歌詞(と言葉)の今日性とは何か?という問題をいろんな角度から捉えていた。毎週日曜日帰宅中の楽しみがなくなって残念。しばらくロスだな。

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ぼくは加藤ひさし氏をあまり詳しく知らなかった。ザ・コレクターズの歌といえば「世界を止めて」しか知らなかった。あの昔のジャックスみたいなヘアスタイルの、モッズスーツで決めたバンドだろ?程度の認識だった。

2013年の年末に、NHK-FMでJPOPの歴史をたどる特集番組があって、加藤氏がナビゲーターを務めていたが、ザ・モッズ、ナンバーガールサンボマスターとビートバンドを続けてかけたあとに、「音圧が年代を追うごとに増大してるけど、3つのバンドの演奏力に大差はなくて、あるとすればミキシング技術の向上です」とした上で、

「だけどモッズの『崩れ落ちる前に』は、80年代的『反抗する若者たち』のステロタイプをなぞったふうな歌詞なのね。それが曲にきゅうくつな印象を与えていると思う」

とつけ加えた。この独自の視点にぼくは舌を巻いた。

その加藤氏がレギュラーでナビゲーターを務めている番組があると知って、「ソングアプローチ」を聴きはじめた。当初はずいぶん歯に衣着せぬ物言いで、俎上にあげた歌の詞の欠点をズバズバ指摘していた。彼が問題視するのは次の3点である。

  1. 具体性のなさ
  2. 身体性のなさ
  3. 時代性のなさ

具体性とはつまり、抽象概念に結論を委ねるな、という意味である。ゆるふわを許さない。なんでそうなの?との問いに答えない歌詞を批判した。

「愛とか恋とか。聞くほうが知りたいのはそれがどんな愛なのか、ってことだよ。それを空や宇宙に放りなげて済ますのはマズいでしょ。ちゃんと生活圏内に着地させないと」

身体性とはつまり、活きた表現。状況がよく分かる描写、イメージを結びやすい言葉のチョイス、表現の工夫には賛辞を惜しまなかった(言い換えれば若手の斬新さには甘かった)。反面「昨今の日本語の歌詞ってどれも詰めこみ過ぎじゃない?情報量が多すぎて行間がないよ」と苦言を呈してもいたが。

そして時代性。彼は今を確実に反映しているかどうか?を常に重視した。あるビッグネームの「組織に縛られない自由な生き方」といった内容の歌詞を、「古いよ。今は『俺たちに仕事を寄こせ』って時代だぜ?なに無責任なこと言ってんだって話ですよ」と一刀両断していた。

しかし、こうした言葉への厳しい態度は諸刃の刃でもある。加藤氏はたびたび番組内で、「歌詞を批評するたびに他人に投げかけた疑問が、歌詞を書くときの自分に跳ね返ってくるよね。後進に模範も示さなくちゃならないし、ハードルが上がるあがる」と冗談めかして告白していた。


地球の歩き方 / THE COLLECTORS

加藤ひさし氏の書く歌詞はひじょうにロジカルで、近年に発表した作品は整合性の度合いが増している。冒頭に提示した問いには必ず納得のゆく結論が用意されている。あいまいさは回避され、具体的な情景が周到に用意される。だけど情報を詰めこみ過ぎず、ユーモアの要素も忘れない。そう、サービス精神満点なのだ。

けれどもその理詰めのソングクラフトは、ともすればきゅうくつさにつながりかねない。突き抜け感とでも言おうか、彼の愛するロックンロールに不可欠な「理屈ぬき」の要素は、論理的に捉え拵えようとすればするほど手からすり抜けてしまう。でも、そんなこと本人が一番分かっていることだ。宿願だった武道館の単独ライブも無事に成功させ(3月1日)、コレクターズのリーダーである加藤ひさしは、次の展開に想いを馳せているはず。そう考えると番組終了は潮時だったとも言えるだろう。

では、加藤ひさし氏が「ソングアプローチ」で最後にかけた曲を次に掲げよう。彼は、

「ジーザスだよ(笑)言わないってば普通は。けど言葉がサウンドにバッチリはまってる。意味不明でいいんだよ、ロックンロールの歌詞なんてのは(大意)」

と番組を締めくくった。


N'夙川BOYS/ジーザスフレンド inclメイキングver.

「ソングアプローチ・ロス」はしばらく続くだろうけど、ぼくはこの番組を通じてたくさんの日本語のポップスに触れることができたし、また、送り手がどんな意図を言葉に含ませているか?を考えるヒントにもなった。とにかく加藤式アプローチでJ-POPを聴けば、そうそう騙されやしない。加藤ひさし近藤サト両氏と番組制作の方々に感謝の意を捧げたい。 鰯(Sardine)2017/04/03

 

卒業おめでとう Graduation Day

 

今月26日、きみは無事に早稲田大学を卒業した。

おめでとう。

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最短距離をつっ走るきみをはたから見ていて、どこにそんな原動力が秘められているのか、じつの娘だというのに、ぼくには分からなかった。高校のころからか、どんなに眠くても歯をくいしばって机に向かうきみに、怠け者のぼくは気圧されていた。大学での四年間をぼくは詳しく知らない。ゼミの説明もサークルの話題もきみの口から聞いたが、ぼくの乏しい「文学部」のイメージからは遠く離れているので、いまいちピンとこなかった。だけどきみは(同学部生との家庭環境の違いに悩みながらも)教養を得、ものすごい勢いで知識を吸収し、試行錯誤をくり返しながらも卒業論文をしたため、卒業証書をいただいた(卒論のテーマはまだ教えてもらってないけど)。

それって、すごいことだよ。

ぼくはとうの昔に、きみに追い抜かれていた。情報収集能力も、テキストの解析力も、時代を読みぬく目も、いずれも敵わない。それはきみのなにげない、短めに発せられるコメントから容易に想像がつく。ものごとの全体を把握し、可能と不可能を見極め、いつでも最適解を出せるよう、きみは自らを鍛えてきたのだよね。

だから忠告するようなことは、じつはそれほどない。

いい気になるなよ、調子に乗りすぎるなと言ったところで、その苦言はぼく自身に返ってくる。きみはたぶん調子に乗りすぎないだろう。かといって萎縮するほど自分を追い詰めないだろう。用心深さと暢気さが無理なく共存している、それがきみの最大の強みだ。

だからぼくも、心配しすぎないようにするよ。

長話は、得意じゃなかったね。早めに切りあげるから、もう一つだけ聞いてくれ。

ぼくらは先月イタリアにいった。ナポリの陽光の下、きみは息を呑んだ。バラックのひしめきあうスラムの光景を覚えているだろうか。ぼくらは観光地をめぐり、歴史的な芸術を間近でみた。それと同時に、さびれた町を遠目にみた。高速バスは途中下車せず、「見る必要のないところは、どんどんすっ飛ばしていきます(byガイド氏)」。人生は短い。あっという間だ。風景は流れ、記憶は一箇所に留まらず、どんどん失われていく。だけど覚えておいて、あの日みた光景を。忘れてしまってはいけない。私たちは大げさに言えば一つの船に乗っているのだから。

少なくとも一日一回は、もし自分が、旅券を「もたず」、冷蔵庫と電話のある住居を「もたない」でこの地球上に生き、飛行機に一度も乗ったことの「ない」、膨大で圧倒的な数の人々の一員だったら、と想像してみてください。(スーザン・ソンタグ

きみが謙虚さを失うことは、おそらくないだろう。奨学金を返済するまでは羽目を外そうにもはずせない。これは不甲斐ない親であるぼくの責任(もちろんきみ一人には背負わせない)。でも、その重荷を抱えているからこそ、きみが思いあがることもあるまいと、ぼくは信じている。きみは強者にあこがれがちだけど、権力におもねるほど愚かではないと思う。なにが本質か、なにが正解なのかが分からなくなったら、歴史を紐解いて過去に学ぶといい。中途半端にではなく、もっと根源的に、だ。いくら華麗な衣装を纏っていても、どれだけ奇抜な意匠が施されていても、一皮剥いてみな、すっ裸にしてみれば、たいした差はないさ。

つまるところ問いも答えも人から学べるんだ。出会った人とのかかわりかた次第で、きみは多くを得られる。人は人と交わることによってのみ生き方を変えられる。ぼくは今でもそう思って生きている。就職したきみが、これからたくさんの人にめぐる会えることを、ぼくは心から願っている。

最後に月並みだけど、ぼくには今このことばしか思いつかないや。

がんばれ

4年前にきみが高校を卒業したときも、一人これをかけて悦に入っていた親父より。

 

日常に鳴ってる音“HIGH-LIGHT” 福岡史朗

 

福岡史朗2016年発表のベストアルバム、“HIGH‐LIGHT"を購入。

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街中のCDショップに行くたび、気後れしてしまう。自分の知らない音楽がこれだけたくさんあるのだと思うと。しかも、手にとって聞くまでもなくおれにとってはどうでもいい音楽がほとんどで、おれの好きなジャンルの棚は片隅に追いやられている。懐メロ扱いだ。流行りじゃない。だから街中のおしゃれなビルの、大型ショップへは自然と足が遠のく。

そんな中年男が、会社からの帰宅途中に、クルマのラジオを点けた瞬間、耳に飛びこんできた音楽に、あーこれは欲しい、こいつはゴキゲンだ、日常的に聞いていたい、一度や二度じゃ掴めない、何度でもくり返して聞きたい、と感じた。こんなに高揚したのは、ずいぶん久しぶりだった。

それで検索をかけた。福岡史朗という名前を。YouTubeにあった。いっぺんだけ聴いてみた。でも、クルマの中で流れたラジオほどグッと伝わってはこない。やっぱりCDが欲しい。オープンエアで聴きたいよ。入手方法は如何に?

たまたま上京したので、ショップを探そうと考えた。けれども検索した限りでは店先になさそうだ。せっかく気に入った音楽にめぐり合えたのに、すぐさま手に入れられないとは。昔よりも便利な世の中になった筈じゃなかったのか? しかたがないから娘に頼んで、Amazonで購入する方法を教えてもらった。できればオトーサンはアマゾンなんて使いたくなかったのだが、これも時代の趨勢、しかたないと諦めた。

しかしこの情報社会、網の目のようにはりめぐらされた耳よりでお得なお知らせ、その網の目は細かなはずだのに、なんでお互い引っかかれないのだろう。自分にとっていいものに、自分にぴったりしたものに、出会えぬものかと願っているのに、なかなか思いが叶わない。漠然と待っているだけじゃ求めるものは手に入んないよ、などと助言や啓発はたくさん聞くけど、いや違うんだ、おれが欲しいのは、偶然の出会いや予期せぬ出来事だ。街を歩いていてさ角を曲がったら、出会い頭に衝突するような、不意打ちに驚いてみたいんだ。無い物ねだりのように聞こえるかもしれないが、おれは楽しみまでシミュレートしたかないんだ。

だけど暗中模索で、ときおり寂しくなる。自分のお気に入りに、どうやったら会えるだろう。受け手がこうならば、送り手はなおさら不安だろう。自分の創作物が、どこの誰に届くか、当てずっぽうで球を放るしかない。頼むおれの投げたボールを誰かキャッチしとくれと、祈るような気持ちで、作品をリリースするのだろう。情報化社会にもかかわらず。

 

さて、そうやってようやく入手した、福岡史朗のアルバム“HIGH - LIGHT”は、2枚組の新録ベストアルバム。エフエムで(磯崎憲一郎という小説家が)かけていたのは、主に1枚めの赤い色した盤“HIGH”の方だ。淡白といっていいほどのそっけないアレンジで、コンパクトなナンバーが矢継ぎ早にくり出される。おれがゴキゲンな理由は〈基本的に快速なロックンロールで、いろんなジャンルの影響は随所に見出せるが、一言に括ればロックンロールという以外ない〉ってところ。楽曲単位でいえば「朝のステーキ」とか「ロードスター」とか。そうだ「ロードスター」が流れた途端に、これは買わねば!と思ったんだよ。3分にも満たない、盛りあがるサビもない、とっ散らかった部屋の様子を歌っただけの、ごくごくシンプルなエイトビートの。だけどクセになるような、軽快なドラムと転がるようなローズピアノと、簡単なリフなのに、ちょっとずつ小節線を跨いで捻れるギターと、出入りのタイミングが独特な旋律を、歌う福岡史朗(敬称略)のざらついた声質が、おれにはすごく好もしく感じて、封を切ってあらためて聴いて、あーやっぱり買って正解だ。これだよこれ、欲しかった音は。この乾いたデッドな響きが、おれには必要だったんだ、と散らかった自室でひとり何度も頷いた。

高橋健太郎のマスタリングは、そういったおれの渇望を癒してくれる、逆説的だが、潤いをもたらす仕上りだ。福岡史朗のエロキューションは、ゆで麺セロリを混ぜたような、苦みとあくがあるけど、最大の特徴は、声質そのものよりも、歌い方とそれから、バックトラックとの噛合いの妙にある。歌と演奏がイーヴンではなく、歌は演奏の一部なのだ。きわめて器楽的な旋律の辿り方で、日本のJ‐POP(二重表現)みたいに歌と演奏が乖離していない。等価とも密着とも違う分かち難いものとして、福岡の歌声は、楽曲の一パーツとして機能している。その印象はギター弾き語りの曲が前半を占める2枚めの青い盤“LIGHT”を聴いても変わらない。だから控えめなアレンジなのに、物足りなさを感じない。福岡の歌い方は、均等でフラットだ。妙なアクセントや抑揚をつけないで、トラッドみたいに淡々と歌う。シャウトしない、メリスマしない、切々と歌いあげない、日本歌謡の対極にある。本人にそのつもりはなくても、結果既存の音楽のアンチテーゼとなっている。うそだと思うなら二枚通しでぜんぶ聴いてみな。日本的情緒とはまるで無縁だから。一つだけ指摘するなら、そいつは語尾の処理だ。福岡は語尾を伸ばしたり、ビブラートをかけたりしない。白玉音符にせずスパッと言いきる。歌に酔わないし、酔わせない。それだけでも、他の歌手とは比較にならない。

 

「ところできみ、おれたちは以前、どこかで出会ったことなかったかね?」

そううっかり声をかけそうなほど、中央線沿線のライブハウスにふらりと入れば毎晩でも出くわすような、ありがちなタイプのSSWであるかもしれない。が、これだけジャブを立て続けにくりだせるのは、やはり才能という他ない。おれは福岡史朗のCDを、買ってから3日間くり返し流している。飽きない。日常的に浸っていたい。音の鳴っている状態が、ことばにならないほど愉快だ。だっておれ分かるもの。なんでそのフレーズを使うかを。なんでそんな歌詞を書いたのかを。たぶん誰よりも自分と感覚が近いからだ。プロのミュージシャン相手に失礼を承知でいうと、対象へのアプローチの仕方が昔のおれと似ているからだ。もちろん彼のソングクラフトは、他には見られない独特の個性がある。影響は借りものじゃなく彼のフィルターを通して血肉になっている。だけど分かるんだ。手の内が読める。悪い意味じゃなく。だから聴いていて、手際のよさに惚れぼれするのと同時に軽い嫉妬も覚える。そして、こういう音楽が2017年の今日に存在することを嬉しく思う。いつまでも頑張って活動してほしいな、と心中願っている。

1曲ずつの説明はしない。ただ、自分の気持ちにぴったり来る音楽にめぐり合えたのは幸運だった。こんなふうに偶然に、創作を送る側と享受する側とが、出会い頭に出会える機会が、もっと増えたらいいのにね。

今回久しぶりに、このブログを書いたのは、自分以外の誰かに、伝えたかったからだ。たぶん気にいると思う。酸いも甘いも噛み分けた、きみのような手ごわいリスナーであればあるほど、福岡史朗の音楽に、さまざまを発見できるはずだ。

 

【PV】12月15日リリース!福岡史朗/朝のステーキ(2010年)

試しに聴いてみて。アルバムの質感はYoutubeよりいいぞ。ぜったいおすすめだ。