鰯の独白

鰯は、鮪よりも栄養価が高いのです、たぶん。

SNS鰯の記録10(2023/10/11〜10/22)

【はじめに】

この時期から私は、SNSに対する興味と情熱がすっかり失せてしまった。とくに10/11の投稿について、続きを書けなかったことが、尾を引いている。考えていたことが文章にうまく結実せぬまま、雲散霧消してしまった感じだ。

  • 黒文字=Twitter(X)
  • 緑文字=mastodon
  • 青文字=引用部分

 

2023/10/11

経団連は10日、政治献金の判断基準となる主要政党の政策評価を発表。自民党を中心とする与党を10年連続で「高く評価できる」として会員企業に自民党への献金を呼び掛ける一方、少子化対策の財源を巡って消費税増税を検討するよう改めて同党に求めた東京新聞

www.tokyo-np.co.jp

大企業は法人税減税などの見返りを求めて自民党献金し続け、自民党は選挙のたびに減税の二文字で有権者を欺く。大企業と高額所得者のみが儲かる循環構造を変えない限り、庶民の暮らしは良くならない。消費税が実際には少子化対策に使われて「いない」ことも含めて、十倉経団連会長の弁は欺瞞に満ちている。

岸田が先月の閣議で示した経済対策、例えば<国内投資促進や特許などの所得に関する減税制度。半導体や蓄電池、バイオ関連を対象に初期投資に限らず企業の生産コストの負担を軽減する税制>も、つまりは大企業への優遇であり、物価高対策については<重点支援地方交付金の追加を検討>したにすぎない。

ここにきて「選択と集中」の意味が、ようやく理解されてきたようだ。要するに国は、見込みある産業には軽減税制で優遇するが、それ以外は容赦なく切り捨てるつもりだ。消費税をさらに増税し、一般庶民の財布や貯蓄から容赦なく吸い上げ、それを政府は大企業に還元あるいは「財政規律」に用いるだろう。

特別措置法の基準外でも罹患する可能性があるとし、原告全員を水俣病と認定、賠償を命じる大阪地裁の判決>を不服と控訴した国と熊本県チッソ

www3.nhk.or.jp


虚偽のケースもあるので性加害報道に「十分な検証」を求める>と声明したジャニーズ事務所

www.asahi.com

両者に共通するのは被害者救済の意思なき非情さである。

 

万博工事「超法規的措置を」
自民会合で発言、残業規制の除外求める【朝日】

ひどい言いぐさだ。

自民党・万博推進本部の出席議員からは「災害だと思えばいい」という意見もあがった

だから残業を規制するな、と?
万博開催そのものが、まさに国の「災難」だわ。

www.asahi.com

ポール・ヤング一世一代の名唱。オリジナルはマーヴィン・ゲイ。帽子を置いたところが私の家、という粋がったセリフも、彼が歌うと切ない願望に聞こえる。ピノ・パラディーノの歌うようなフレットレス・ベースもすばらしい。

open.spotify.com

いつの頃からだろう、互いを思いやり、認めあい、確かめあう性のいとなみが、いつのまにか欲望のために、相手の精神をはずかしめ、支配するために使われるようになったのは? 愛し合うふたりに歓びをもたらすはずのセックスが、人の心を従わせる一方的なゲームに堕してしまったのは、何故なのか。

ツイッター向きじゃなさそうだからこの続きは後でマストドンに書く。(しかし、続きは書けなかった)

 

2023/10/12

森哲平さん、もう一週間くらい更新していないのでは? ちょっと気がかりだ。彼の呼びかけがなかったら、私はマストドンに復帰していなかった。他所で元気に発言していたらいいのだが……

あんだけ連投してたやつがいきなり音沙汰なしだと心配させてすみません。元気にやってます!単にSNSに飽きたから、自転車漕いだりトマスアクィナス読んだりしてただけ!(森さんのトゥート)

あー元気そうでなにより。よかった!

私も近況報告しておくか。キャリアアップ研修の一環でマネジメントを受講している(笑うなよ)。e-learningってやつだ(だから笑うなってば)。

いや意外と楽しいよ。自分の苦手な分野がどんな言語によって構築されているかが分かるから。まさに「学び」や「気づき」の宝庫だよー。途中でやめられない仕組みになっているのがツラいけど、いちいちあれこれツッコミながら観ている、齢61の鰯です(笑えよ)。

私の守備範囲外の方々だが、この印象派的なシングルは、ひじょうによかった。起伏があり、隙間があり、展開がある。ピアノがとても効果的に使われている。

open.spotify.com

最近、葉脈が分かるくらいグッと寄せて撮るようになった。これはため息でるほど均整がとれた形。

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2023/10/13

(前略)毎日喧嘩するけど、いい人だんね。毎日喧嘩するけどたい。毎日ね。喧嘩ね。(鍵・おりばーさんのツイート)

(おりばーさんへの返信)

最近みた中で(他のアカウントも含め)いちばん好きなツイート。喧嘩を漢字にするところが、また良か。

 

2023/10/14

『義務教育にリコーダーは必要なのか 作曲ソフトが使える方が合理的では?(古市憲寿)』 というデイリー新潮のコラムを読んで、悲しくなった。

私はたて笛が得意ではなく、むしろ苦手な児童だったが、リコーダーがなくなればいいとはつゆとも思わない。楽器を鳴らす、音程を理解する、一つの楽曲が吹けるようになるという一連のプロセスを体得することは、音楽の初手には必須だと考える。

作曲ソフトによって音楽の構造を理解することは、それから後でもいい。単一の楽器から少人数のアンサンブルへといった学習経験をへてからで。最初からソフトで全体を統べることを覚えてしまったら、なんだ音楽ってカンタンじゃんと浅い理解で終わってしまうんじゃないかしら。

ま、なんでもデスクトップで世界の雛型が表出できるようになって、それで物事を手っ取り早く理解できるようになったのは「基本的に良いこと」なのだが、古市のいう合理性が、この世を成り立たせる無数の要素を要らないものとして切り捨てていく行為であるなら、いやちょっと待てよ、といいたい。

www.dailyshincho.jp

教育には簡便に扱える道具、すなわち教材が不可欠なのよ。す早くアクセスできるための。リコーダーはその典型だ。

単一の旋律を一斉奏する教育に辟易した人は少なくないだろう。リコーダーの合奏ほど莫迦ばかしいものもないからね。でもさ、子ども時代にリコーダーを気ままに吹いたこと、ない? 学校からの帰り道にピープー鳴らしてみたことは?(ないかもしれんね、地域性にもよるか)

私が何をいいたいかというと、楽器の最大の持ち味は、パーソナルであるということ。自分の感情とか意思とかが、演奏に直結すること。それは鍵盤ハーモニカだろうがリコーダーだろうがギターだろうがピアノだろうが金管楽器だろうが木管楽器だろうが変わらない。自分と楽器の関係性こそが、楽器を奏でるときにもっとも大切なことなんだよ(その意味ではターンテーブルも立派な楽器だ)。

合理性の観点から楽器と作曲ソフトの二つにひとつを選べ、という粗雑な提案にはつきあってられないが、世間には小賢しい連中が(それも政界財界に)結構いて、古市的あさはかな思いつきに「選択と集中」といいながら飛びついちゃうんだから困ったもんだ。あのね、人は教育は音楽は、そんな単純なモンじゃないんだぜ。

 

平和を我等に Give Peace a Chance

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今キャリアアップ研修ってのをオンラインで受講していて、今日ひとつの講座を修了した。未知の情報がかなりあったし、自分の日ごろの仕事をかえりみる良い経験ともなった。齢61の生涯学習、まだ始まったばかり。

(satkatさんへの返信)

ありがとうございます。
仕事に行き詰まりを感じていたので、固着した考えを更新するよいきっかけとなりました。

 

2023/10/15

パリ五輪代表選考会となるマラソングランドチャンピオンシップ、観ましたか? 私は観ました。じつは長距離走、好きだからね(箱根駅伝だって観るよ、気色悪い大会だけども)。

で、川内優輝の走り、すごかったね。久しぶりにマラソン観ていてワクワクしたよ。 2日前の記者会見で「私に負けているようでは日本のマラソンは暗黒期に入ると思う」と言いきった川内、悪天候をものともせず35キロまで独走、後続集団に吸収されたあとも粘りにねばって4位でフィニッシュはお見事だった。
試合後の会見でも若い選手たちについて、

「多分半分くらいは勇気が無くて、私についていくのが怖かった。もう半分はなめていたんですよ『なに、あのロートル』みたいな。どうせ落ちていくだろうって」

と歯に衣着せぬ発言をしたが、これをスタンドプレーと捉え、指摘を深刻に受け取らないようでは、日本マラソン界は本当に暗いと思う。代表権を得た2人の選手には悪いけど、この大会は川内優輝しか印象に残らなかったのだから。

www.nikkansports.com

あんまりこういう告知投稿はしないのだけど。 熊本の三里木駅前にできた『鶏白湯らーめん神田』、美味しいので、ぜひ寄ってみてくださいな。 私は最近とんこつよりも、あっさりしたのが好き。ここのスープは濃厚だけど、くどくなくて最後まで飲み干せた。刻み玉ねぎとパプリカも良いアクセント。

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2023/10/16

ああ、私は昨夜「エコーズ」を久しぶりに聞いていたんだ。半世紀近く聞いてきた曲だが、今朝、歌われる詞の意味を、ようやく理解した。これは今を照射する歌だ。

open.spotify.com

木原防衛大臣は10月15日、長崎県佐世保市で開かれた衆院長崎4区補欠選挙自民党候補の集会で「自民党候補を応援していただくことが自衛隊や家族の苦労に報いることになる」と発言した。自衛隊を自分の手駒だとしか思っていないことが、この情緒的な発言からうかがえる。こんな政治家に防衛相を任せてはだめだ。

自衛隊を政治利用してはならず、自衛隊もまた政治的活動に関与してはならない。なぜならそれは、国を危める行動に結びつきかねないからだ。

毎日新聞さん、報らせてくれてありがとう。しかし「野党が行政の中立性を逸脱したと反発する可能性が」って表現、いい加減やめないか? 木原防衛相発言を問題だと判断して記事にしたのは、毎日新聞社だろう? だったら逃げるなよ。「野党が反発」に回避するのはよせよ。報道機関なら主体性を持てよ。

先に示した「野党が反発」構文の欠陥は、報道機関が政権与党の発言を問題視しつつも、それを正面から「問題だ」とは指摘せず、「そういう発言をすると野党が反発し、国会で追及されますよ」という与党側への忠告として機能している点だ。
しかも、「野党が反発」というリードをつけることで、購読者に「こういうことを問題視するのは、もっぱら『野党』ですからね」と暗に仄めかしてもいる。与党側の不祥事や失言を「野党」の二文字に囲いこんで事足れりとする。

この手法を多用することで、いかに数多くの問題や事件が見過ごされてきたことか。
言葉のプロである報道機関が、言葉のメカニズムを知らないはずがない。分かった上で書いているのだ、「野党が反発」と。

また、「あーまた野党が騒いでるのね」と短絡的に捉える一般(普通の人びと)の側にも問題がある。先の木原発言など誰の目にも、それこそ保守側の視点からみたとしても噴飯ものの、許されざる発言だが、そのへんの感度が鈍りきっていることが、いちばんの問題かもしれない。

 

(「ヤング・フィル・コリンズ」とキャプションのついた写真に疑問を抱いている李ひとみさんにメンション)

これは間違いです。写真は若いころのニール・パート(ラッシュ)。

谷村新司の死去のニュースに関連して)

アリスの矢沢透ロジャー・ウォーターズ
似てる。私は若いころ、その二人に似てるとよく云われた(要するに馬面)。

(sue77さんへの返信)

この人(三浦瑠麗)は以前フジ系の番組で、<戦争を研究すると癖になる人って結構いて、ジャーナリストって戦場に興奮してしまって、お上の言うことを垂れ流したり、逆にテロ組織に同情的なことを書く人もいる。でもジャーナリズムって本来そういう猥雑なもの>だと珍説を披露してました。

iwashi-dokuhaku.medium.com

まさに。

虚言を弄す、TVコメンテーターのあだ花でした。

 

インフルエンザワクチンを接種した。来月に向けて罹るわけにはいかないので。

 

防衛相「誤解生むなら撤回」 衆院補選で「自衛隊に報いる」発言【毎日】

mainichi.jp

(木原防衛相は)演説は防衛相の立場でなく政治家として行ったと強調。 松野官房長官も「あくまで一議員の政治活動の一環で述べたもの」と論評を避けた。

議員と閣僚、二つの立場を使い分ける二枚舌。これも安倍政権下からの自民の悪癖である。

「あのときの発言は自民党総裁としてのものだ」とか、「⚪︎⚪︎大臣としてはあのように発言するしかなかった」とか。

そのときどきに、自分たちの都合で、コロッコロっと意見をひるがえす。そんな二枚舌が通用すると自民党の政治家どもが学んだのは、やはり安倍晋三嘘八百を見習ってのことだろう。

で、「誤解をうむようなら撤回する」だよ。 出たよ毎度の言い訳。この常套句を日本人はいつまで許容するつもりだ。いい加減にしろ、という場面じゃないか。世間を舐めくさってるんだぞ、自民党議員の連中は!

 

2023/10/17

(ヒトを嗤うゴリラ・時々パリさんへの返信)

忙しさにかまける現代人が見出しだけをみて、「あーまた野党が騒ぐ案件ね」と早合点させるためのキーワードが「野党反発」なのです。政権与党のダメージは軽減されるでしょうが、では、新聞社は記事本文を読まれたくないのか、それは報道機関としての敗北ではないのか、という根本的な疑問を抱きます。

 

自民党木原稔防衛大臣が代表を務める政党支部
国と契約の法人から“寄付”
国と契約を結ぶ当事者が国政選挙に関連して寄付をすることは公選法で禁止【RKK熊本】

newsdig.tbs.co.jp

寄付を受け取るのも言語道断だけど、サムネイルの「必勝ヒノマル鉢巻」をご覧よ。防衛相に置いとくには危ない人だよ。

やはりね、07年に防衛庁から防衛省に格上げしたのが間違いのもとだったんだよ。防衛省になってから防衛費が膨れあがり、軍事大国まっしぐら。

さらには木原稔みたく軽薄な跳ねあがりが大臣に就く始末。防衛相を務める人物は慎重居士であるべきだ。今のままでは、自衛隊がコントロール困難な「軍隊」になるぞ。

 

(Andy@音楽観察者さんへの返信)

手元に本がないので正確ではないですが、パンタが(ミュージシャンとして評価していた)矢沢透氏に「アリスやってないで、こっちに来なよ」といったことがあるというエピソードがわりと好きです。

頭脳警察などへのメンバー勧誘というより、キンちゃんはロック畑でしょ的なニュアンスで、パンタのインタビュー本に書かれていました。どなたか出典してくださるといいのですが。

 

イスラエルの攻撃中止を訴える写真の状況と見出しで真逆の事が書かれているが。

見出し・タイトルと記事本文の甚だしき乖離に、新聞社の致命的な構造欠陥をみる思いがする。

 

このスレッド(連続ツイート)に記された「小沢一郎語り処」、マイナンバーおよびマイナンバーカード問題を、誰にでも理解できることばで簡潔明瞭に説明しているので、ぜひ読んでいただきたい。

各種手続きをマイナンバーに統一することにより、事務の効率化・迅速化が図れるという議論もあります。しかし、そもそも個人に付与するマイナンバーと、世帯主や家族単位を基本対象とする日本の行政サービスや手続きは1対1で対応しないことのほうが多いと思います。

その整理が付く前にただただ闇雲に、なんでもマイナンバーに統合しようというのはあまりにも乱暴で、手段が目的化しています。これではいくら統合しても、事務の効率化・合理化など実現するはずがありません。

そしてマイナンバーカードですが、民間企業が会員を増やすために行うプレミアム・キャンペーンのようなことを政府がやるのは邪道です。今回のやり方はその上を行く大盤振る舞いでそこまでしてマイナンバーカードの保有者を増やす必要がどこにあったのか、なぜそんなにことを急ぐのか全く意味不明です。

マイナンバーは国民IDとしの使用に限り、それ以上の紐づけはしない。そしてマイナンバーカードも本来の趣旨に立ち返り国民の身分証明証としてだけ使う。この原点に立ち返るべきです。

小沢一郎の、マイナンバー制度についての語り処につけ加えるならば、マイナンバーを使った国民の資産および納税状況の把握は、徴兵制にまで発展するおそれがある。戦地に赴かないまでも、強制に近いかたちの徴用が行われるであろう。杞憂ならばよいが、そこまでの青写真を描くのが国家権力だ。

 

2023/10/18

(しぎょういつみさんへの返信)

えっ、驚きです。
カーラ・ブレイのことを先週末ふと思いだし、ふたたび聞いていたところです。そのライブ盤は私もよく聞いていました。

私は83年チャーリー・ヘイデンとの『The Ballad of the Fallen』に衝撃を受けました。彼女のキャリアをふり返ってみると、じつにさまざまなミュージシャンと共演していることにあらためて驚かされます。

カーラ・ブレイの訃報を知る朝。作曲家、バンドリーダー、鍵盤奏者とさまざまな顔を持つ彼女。私的にはジャズとロックの垣根を越えたオルガナイザーという位置づけ。とても魅力的な人だったんだろうね。

いちばん聞きやすい87年のアルバム『セクステット』を聞いてみて。

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2023/10/19

最近、スマフォを漠然と眺めないように自制している。

 

2023/10/20

台湾のTSMC、純利益24.9%減 7~9月、半導体市況低迷【毎日】

mainichi.jp

どんな産業でも、永遠の右肩上がりはありえない。合弁会社半導体工場建設に浮かれる最近の熊本県だが、こうも国際情勢が不安だと、今後の展開は良くないかもしれない。数年後に閉鎖&撤収の可能性だってある。

 

半世紀近くジョニ・ミッチェルを好きだった私だが近年とみに高まる評価にはいささか面食らってもいる。でも、こうしてソロ初期のライブ音源が届けられると、やはり嬉しい。むかしの友人からの便りを読んでいるような気持ち。

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社会保険労務士さんが経理担当に「国の方針で社会保険料が上がってさあ、多い人だと三千円くらい引かれることになるから、手取り下がってブーブーいう人が現れるかもしれないけど、まあ覚悟しておいてよね」と、なぜか周りにも聞こえるような大声でまくしたてながら帰っていった。たぶん私に言い聞かせたつもりなんだろう。直接いえばいいのに。

 

この投稿についたコミュニティノートが「森林環境税は故安倍元首相が通した実績であり岸田首相が言い出したものではない」云々ともっともらしい情報を追加しているが、ろくでもない税制を通したのが安倍で、実行するのが岸田であるという、政府の一貫した収奪性を物語る註釈となっているのが興味深い。 

 

 

2023/10/21

今日も出勤。「怒りの涙」が重く響く。

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ケンタッキーのセルフオーダーシステムの前で立ち尽くす老人をみると、この20年、インターネットなどが普及する中で強制的にでも国民に端末操作などでの手続きを義務付けてこなかった国民教育の不足の末路を感じるな。ファーストフードの注文すら自分でできないレベルのリテラシーで老後生き抜けるのか(木下斉氏の物議を醸したツイート)

物覚えの悪い私は端末操作などの手続きを避けまくるタイプの人間だ。仕組みが分からずにまごまごすることもしょっちゅう。<ファーストフードの注文すら自分でできないレベルのリテラシーで老後生き抜けるのか>という不安を抱えつつ、今を生きている。これからますます生き辛い世の中になるんだろうな。

仕事から帰ってタイムラインに目を落とすと、最初に飛びこんできたのが先に示したツイートだった。教育の必要性という「主旨は分かるが理解したくない」の最たるものだ。返信や引用リツイートに見られる老人排斥の意見も嫌だった。システムに乗っかれないことがそんなに悪いことか? と言いたくなった。

好きではない引用リツイートをしたのは、そんな理由からだ。

私たちは、あらかじめ定められた制度や基準あるいは価値観といったものに、自分を合わせるように躾けられている。分からなければ学べ、使いこなせるまで慣れろといったふうに。人間が集まって生活を営むことが「社会」だったはずだが、いつのまにかシステムに隷従することが社会人の必須となっている。

(ぬまちゃんさんへの返信)

最近は外食が億劫になりました。回転寿司も焼肉もラーメンも、たいてい端末で注文だから。人手不足のおり、仕方ないことなのかもしれませんが、街の風景が、どんどん色褪せてみえます。

私はパソコンも携帯電話も使いはじめるのが人よりもずいぶん遅かった。なぜなら面倒くさがりだったからだ。ゲームなんかもそうだが、ルールや仕組みを覚えるまでがとても苦手。知らないですむなら知らないままで、分からないことは分からないままでかまわないやと諦めるタイプの怠惰な人間だった。

私は自分の子どもにも「お父さんはできないんじゃなくて、ただ勉強しなかっただけ」といわれる始末だった。怠惰のツケが今になって自分を追いつめている感じだ。例えば航空券を買うのも、まあオンラインで済ますんだけれども、手続きはじめるまでにすごく時間がかかる。つまりその、やる気になるまでが。

回転寿司店でタッチパネルに触れながら、寿司の写真を指でなぞりながら注文していることを滑稽に思う性分である。気の利いた客なら店に着く前にスマフォから注文するのだろう。

しかし私は、その道を選ばない。偏屈なのかもしれないが、職人の顔を見てから頼みたいと思う。厨房にいる彼は小学校の同級生なんだ。

私は何故こんなことを書いているんだろう。たぶん今のSNSが気に食わないからなのだと思う。パーソナルな出来事からの乖離が甚だしいと感じる。タイムラインに流れる言葉の9割は「情報」だから残り1割しか読みたいものがない。自分のツイートも他人にとっては情報でしかないと思うと、書く意欲が失せる。

最近ツイッターあらためXのタイムラインが、回転寿司屋のタッチパネルに示された写真みたいに見える。これはタイ、これはヒラメ、とキャプションかついていて、皿の種類で価格がひと目で分かるような。あなたの選んだネタは「政治」と「社会」それに「音楽」ですね、とおすすめメニューが常時流される、回転寿司みたい。

そんな濁流の中でも、誠実に言葉を選び、紡ぎ、控えめに、やむにやまれぬ思いで放たれた意見が、めっきり少なくなったとはいえ、探したらまだある。無くはない。そして私自身も、こんな愚痴めいたツイート(すまんこの呼び名しか書きたくない)ではなく、もっとマシな意見を書きたいと思っている。

あ、そういえば先日、私はマウンティングされていた、らしい。私がパソコンで、ある操作にまごついていたら、その人は「やれやれ」といった表情をしていた、そうだ。鈍い私は気づかなかったが、傍らで一部始終をみていた同僚から教わった。「ひどい態度! 鰯さん怒っていいですよ」と代わりに怒ってくれた。

それとは別に、システムに明るい人と話していて気になることがある。それは、できない人や理解できない人に、不寛容なことである。「こっちか何回も説明しているのに、いっこうに覚えようとしない、莫迦ですか」といらだちを隠さない。いや待てよ、と思う。あなたそんな言うほど説明しましたか、と。

何月何日に制度をスタートしますが、変更箇所はここで注意点はここで完了はこうです、と説明したっけ? 画面に示された手順に従ってください、だけじゃ不親切だよ、理解できるための学ぶ機会を設けなきゃ、と伝えたら、「あーめんどくせーなー自分で学習しろよーと言いたくなります」とこぼしていたっけ。

 

日本シリーズ進出を決めたオリックスのファンである、ワイド師匠さんへの返信)

森友哉も新天地バファローズで活躍できて、なによりですね。中嶋監督と杉本選手の前じゃ、やんちゃ坊主もさすがに大人しくなった。

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最近は“For Your Pleasure”です。

【今週の新譜】

ローリング・ストーンズのニューアルバムを聞いている。冒頭「アングリー」のプロモーションが好きではなかったので、期待していなかったのだが、これはいい。ひょっとしたら21世紀に出たアルバムでは一番の出来かもしれない。

鈴木慶一氏が3曲めの「ディペンディング・オン・ユー」を、(X)ですげー参りましたと称えていたが、私も今んとこベストトラックだと思う。曲調の雄大さと旋律の豊穣さと。とどめは歌詞で、これはミック・ジャガー以外の誰にも書けないだろう(たとえ書いても説得力でかなうまい)。

も一つあげるなら10曲めの「テル・ミー・ストレイト」。キース・リチャーズの個性が素直に表れた秀作。私、キースの歌うナンバーに弱いんだよね。

枯淡の境地とは違う、さりとて年甲斐もなくギラギラでもなく、じつに自然な年輪の重ねかたを、ローリング・ストーンズは示してくれた。 はい、もれなく私も脱帽です。

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2023/10/22

今朝はついに飼い猫チャイが私の布団に潜ってきたよ。暖かーい。

【今週の新譜】
エヂ・ムッタ(ブラジル)、ますますドナルド・フェイゲン化が進行しており、アレンジの稠密さは他のネオA.O.R.の追随を許さないほどだが、いちばん私がよいなと思ったのは、1分にも満たないこのアコースティックナンバー。どことなく英プログレの趣もある。

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SNS 鰯の記録9(2023/10/01〜10/10)【鰯の独白
はてなブログに投稿しました。説明するための拙い落書きを挿入しています。あと、いいわけめいた近況を、あとがきに添えました。

 

Twitter(X)に低劣なツイート(投稿)が多いのは確かだけども、ツイッターをペケッターと揶揄するようではマストドンユーザーの程度も知れるというもの。Xの仕様、とくに「引用やが低劣な投稿の増殖を誘発していることもまた確かだろうが、その低劣さはあくまでも投稿主の意識の低さが反映したものだろ。Xの属性に押しこめて溜飲を下げているようでは……。よく考えてみてくれ。

たとえば年寄り嫌悪的な言説のひとつに、木下氏の以下の投稿がある。私は普段しない引用リツイートでやんわりと異議を唱えたけれども、年寄り嫌悪の集団発生はあくまでも日本社会の悲観的な状況が反映したもので、「マストドン以外のSNS」が直接の原因ではない、と考える。

 

ようやく、ついに、自民党公明党から推薦を受けて4選を目指した現職の藤本正人(61)が落選した。元所沢市民としては(また、今も子どもが所沢に暮らしている親としては)ホッとした、が正直な気持ちだ。小野塚まさとし氏が健全な市政に戻してくれることを期待する。

www.tokyo-np.co.jp

【あとがき】

悪いなりに、まとめてみると、それなりに書いた意味はあると感じる。とくに10/21は、いいたいことを過不足なく書けたという手ごたえを感じた。投稿したテキストを誰が評価するか、ではなく、自分が納得できるかどうかが、いちばん大切なことなんじゃないかと思っている。鰯 (Sardine) 2023/10/28

SNS鰯の記録9(2023/10/01〜10/10)

【はじめに】

このシリーズも数を重ねてきたが、今ひとたび基本的なことを再確認しておこう。

  • 黒字(地の色)=Twitter(X)
  • 青字=引用文(記事・返信等)
  • 緑字=Mastodonマストドン
  • 紫字=脚注、説明
  • 赤字=日付、見出し

テキストは日にち通りに移植しているけれども、たまに日をまたいで連続ツイート(トゥート)している場合がある。思考が連続している場合、初出時に全部をつなげている。つまり、後日書いたものを前日にまとめている。そのほうが読みやすいと思うから。

 

2023/10/01

週末買い出しに行くたび食料品や日用品など物価の高騰が尋常ではないと痛感する。もはや節約ではどうにもならないレベルだ。消費税減税しかない、と切実に思うが、<消費税減税分が本当に物価低下に寄与するかも分からない>と平然といえる人もいる。うらやましい。私たち庶民とは金銭感覚が違うようだ。

・企業にはインフレ下でわざわざコストをかけて減税分価格を下げる動機がない・それに政府は消費税減税で生じた税収の穴を他の増税か歳出カットで補うはず・その増税分が価格上昇に転嫁される可能性もある>というのが財政規律派の言い分だが、彼らは物価高よりも通貨安や金利上昇の方が不安なようだ。

やみくもに国債発行しろと申しているわけではない。消費税の減税と予算配分の是正はいわば車の両輪だ。どちらも重要な課題だから並行して進めていけばいい。減税が財政規律を危うくするという固定観念が、この国の経済停滞を助長している。

アベノミクスの恩恵を受けるだけ受けておいて利潤を国民に還元しなかった「企業」には期待していないし、時限的な消費税減税は<目先の得>でしかないのかもしれない。それでも私は「今は減税する時」だと思っている。

(kumakumaさんへの返信)

企業はインフレ下でわざわざコストをかけて減税分価格を下げる動機がない、それに政府は消費減税で生じた税収の穴を他の増税か歳出カットで補うはず、その増税分が価格上昇に転嫁される可能性もある。だから減税は効果ナシ。というのが財政規律派の言い分です。通貨安や金利上昇の方が心配らしいっす。

 

ラスベガスの球体アリーナ「スフィア」でU2柿落とし町山智浩氏が紹介していた。全面モニターの映像は観たら圧倒されること必至。ミケランジェロ最後の審判みたいな構図で、エンターテイメントの典型が示される。文明批判をラスベガスでするところがいかにもU2だが、好きかといわれたら、うーん。

 

(walnutさんへの返信)

奇遇だな。昨日は雑事を片づけながらバーブラ・ストライサンドをはしごしてましたよ、私。

懸案事項が山ほど(笑)なので、私はやるわ! 的な歌声でハッパをかけたのです。

【今週の新譜】
ウィルコの新作『カズン』。昨年発表の『クルエル・カントリー』よりも耳にやさしい。1時間ほど車中でずっと流していたが、ハッとする瞬間がいくつもあった。ドライなリズムとオブスキュアな音響が絶妙にブレンドしているし、何よりも曲の出来がよい。あっさりしたコード進行と基本的なリズムなのに、弛みなく成立してしまうのがこのバンドの不思議なところ。秋の(孤独な)ドライブのおともにどうぞ。後半とくに染みるぞ。

open.spotify.com

ヤマト運輸のパートドライバー不当解雇に抗議する署名を呼びかけたアカウントにメンション)

私もヤマトでアルバイトした経験ありますから、他人事とは思えません。署名しました。

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帰路、道中いつも気になっていた急な坂を登ってみた。神社めぐりに興味はないが、いちおう記しておくと玉東町の熊野座神社です。寂れた境内には稲佐廃寺跡もあった。ここは田原坂にも近く、西南戦争薩軍が陣を構えたそうだ。階段が狭く苔むしていたので、上りよりも下りるときのほうが難渋した。では帰る。

坂道のある風景が好きだ。とくにこの坂道は傾斜といいカーブの按配といい、最高だ。谷間の住宅地が視界にすっぽり収まるのも、いい。狭いし、少し遠回りなんだけど、北部方面からの帰りには、なるべくここを通っている。

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SNS鰯の記録7(2023/09/09〜09/19)鰯の独白
はてなブログに投稿しました。
最近ツイッターマストドンの滞在時間を比較すると6:4くらいかな。ためしに同じ内容を同時に発信してみると、マストドンのほうが明らかに反応がよい。しっかり読んでもらっていると感じる。

kp4323w3255b5t267.hatenablog.com

ツイッターではコンパクトに情報を詰めこまなければならないし、刺激的なことばで読み手を惹起しなければならない。引っかかりがなければ、スルーされてしまうのだ。いきおい使える文言の帯域も狭くなる。それに比べて、マストドンは緩やかだ。ことばの「あそび」が許容されている気がする(誰にだ?)。
今やツイッターで趣味や日常風景をつぶやいても、ほとんど見向きもされない(それはすぐさま数値化される)。だから政治以外のことはマストドンに書くようになった。ブログにまとめてみると、その傾向が手に取るようにわかるのです。

 

2023/10/02

たぶん昨今のツイッターで、心情吐露的な投稿はほとんど求められていない。私は好きだけども。求められているのはたぶん「経験談」だ。

【今週の新譜】
ちょっと待て? クレオ・ソルは先月15日に『Heaven』をリリースしたばかりだろ? それで9月29日にはアルバム『Gold』を出すって驚異的ハイペースじゃないか。内容も前と遜色ない(むしろ好きかも)。たぶん二枚分一気に作ったのだろう。旺盛な創作意欲に脱帽。

spotify.link

柔らかな秋の陽ざし、先週までの陽気がまるで嘘のような。空がどこまでも遠い。

 

2023/10/03

www.oricon.co.jp

記者会見における井ノ原快彦の立ち振る舞いに拍手喝采する取材陣、それを好意的に紹介するマスコミに暗澹たる思いを抱いた。そこから現れるのは、今後も変わらない・変えるつもりはないという頑ななメッセージだ。芸能界と大メディアはこれからももたれ合いの関係を維持しますと宣言したようなものだ。

その歪さは内側にいては決して見えない。ゆるふわに完成した「業界のしきたり」がいかに常軌を逸しているかを、外側から指摘し続けるしかないのだ。

「村」。そうだまさに「村」そのものだ。望月氏や尾形氏は、ムラの掟を破ったものとして、記者クラブ村から・芸能村から、柔らかに排除されたのだ。目障りな人だね、困るんだよ、黙らせられないかという、暗黙の合意が露呈した昨日の会見だった。なんと陰湿で排外的な「村」だろう。日本社会の、縮図。

あとつけ加えると、自分を埒外に置くのではなく、自分にも井ノ原快彦的な・記者クラブ的な要素がないか、日常の些細な側面で、偏見や排除の論理を無意識に発動しているんじゃないと、省みる必要はあるんじゃないかと思った。

(ぬまちゃんさんへの返信)

はい。

違和感ありつつも、仲間と一緒になって「あの人ちょっと困りますよねー」と頷いてみたり、その場を丸く収めようと「まあここはひとつ冷静に」とええカッコをしてみたり、身に覚えがないとはいえません。それが今いるグループや組織を無意識に防衛していないか、自己検証する必要がありますね。

 

ドストエフスキーは「マジ登場人物の話長い」とこがおもしろいんだよね。(森哲平さんのトゥート)

情景描写は意外と淡白なんだよねドストエフスキーは。トルストイバルザックあたりと比べても。調度品の説明とか土地の由来とかはわりと少なめ。

もちろん人物造形はやたらと詳細。

 

映画『さらば青春の光』のスティング出演を湯川れい子先生が知らなかった件、「The Whoが苦手だった、暴力的な、女の子をセックスの対象としてしか見ないような、そんな歌詞のロックがダメだった」って言い訳をしておられるけど、フーをそんな風に捉えてたんだね。俺の捉え方とはずいぶん違う。(Andy@音楽観察者さんのツイート)

(アンディさんへの返信)

ザ・フーは屹立する男性の象徴である的な言説をむかし誰かがしていたけど(確か作家の山川健一氏)、それまったく違うと思ったことをにわかに思いだしました。

作家的な資質を持ったピートの歌詞というかスクリプトを、ロジャーがストレート(純情だったり、粗暴だったり)に表現するところがフーの醍醐味なんですが、ね。ポピュラー音楽は、歌手と歌詞の内容が同一化されやすい。それゆえピートは、ロックオペラという枠組み=制約をあえて設けたんだと思います。

今日はザ・フーの歌詞がどんな意味を含んでいるか初期の掌編を例にとって説明しようと思ったが、時間の余裕がないので、仕事が済んでから(気力があれば)書こうと思っている。

↑朝/夕↓

帰宅後気力をふり絞って書くと。

例題にあげたかった歌詞は「リリーのおもかげ」と「タトゥー」で、いずれも短編小説の趣がある。テーマがあり、生活描写があり、オチがある作品だ。さて訳そうかと検索かけたら何と! ふたつともアンディさん(@andymusicwatch )がとっくのムカシに訳しているではないの。じつは私、朝がたツイッターでエラソーにアンディさんに返信で「ピートの作家性」が云々と講釈たれたんだよね。あー恥ずかしい。まさに釈迦に説法だ。

それもこれも、 湯川れい子先生が「ザ・フーの(中略)歌詞がダメだった」って 書いていたことに端を発しているんだが、まあとにかく、他の方も返信で触れられているように、映画の底本である『四重人格』でも〈暴力的で(中略)ダメだった〉歌は「ドクター・ジミー」くらいで、それも主人公が自暴自棄になっていくさまを描写している、一種の「劇中の」セリフ、なんだよね。その構造を理解しているかしていないかで、ザ・フーの評価はおおきく変わってくる。

まあ、私がシノゴノいうより、アンディさんの『音楽中心日記blog』に掲載されている秀逸な訳を読んでもらうのが、いちばんいいかもな。

①「リリーのおもかげ」

blog.goo.ne.jp

②「タトゥー(いれずみ)」

blog.goo.ne.jp

読めば「暴力的で、女性を性の対象としかみていない歌詞」という湯川先生の感想が、どれだけ的外れかがわかるだろう。たぶんザ・フーのナンバー全部を調べてみても、そんなに単純な歌詞の歌は一つもないはずだ。

マストドンに、ザ・フーの歌詞はそんなに単純じゃないぞ、と「リリー」と「いれずみ」についてを書こうとしたところ、アンディさんが『音楽中心日誌blog』でとっくに訳されていたことを知って冷や汗かいた、ことを記しました。

 

俺なんか自分が車や時計を見せびらかしたかっただけなのに「子供達に夢を与える」とかって言ってたからさ。恥ずかしい限り(高知東生のツイート)

これ、年末のスポーツ系バラエティ番組で、中日の野球選手が(ロールスロイスやロレックスを購入する理由を問われて)まったく同じことをいっておりました。

 

(銀座天一の件も藪の中というツイートを見かけて)

字面を見たら、天ぷらそばが食いたくなった。

 

2023/10/04

アンダーカレント豊田徹也)』 底流の暗示【鰯の独白】
『アンダーカレント』が映画化された(主演:真木よう子)。この漫画のことは8年前ブログに拙いレビューを書いた。ビル・エヴァンスのアルバムに着想を得た装丁に惹かれたのだ。今も本棚の取りやすい位置にある。 

kp4323w3255b5t267.hatenablog.com

映画のようだなと思った。じっさい構成がしっかりしているし、個性的なキャラクターも登場するから映画化しやすいだろう。(中略)折り目正しいせりふがあちこちに散りばめられているから原作を元に小説化することも可能だろう。つまり他の表現ジャンルに代入可能な「拵え」のある作品だ。

映画では細野晴臣が音楽を担当している。さっそくSpotifyにアップされていた。就寝前に部屋を暗くして聞いたが、これはなかなか怖い。劇中効果を狙っての音響だろうが、深層心理を探るようなオブスキュアレコードだ。心して聞くべし。

spotify.link

先週、

「俺もやろうと思ってたんだけど、先にやられちゃった」っていうフレーズ、何かになろうとした人だったら絶対に聞いたことある言葉だと思う

というツイートをみて、それ自分に当てはまるなと胸がちくりと傷んだが、読み返すと、まさにそういう内容のブログ記事だったよ。

でも、書き直さない。

いわゆる「ワナビー」だった自分が、どの地点で及ばないことを自覚したか、いつ「諦める」選択をしたか、理由を記しておくことは無意味ではないと考えたからである。

ぼくは感心すると同時に、少しばかり妬ける。ちぇっオレがやりたかったことを先に形にしてやがってと。それはたまさか書店で本書を発見したときから、ずっと抱いていた負の感情だ(中略)。タイトルをみて、ぼくは唸った、半端な作品だったら承知しねえぞ

と文字にしなければ、私は次へ進めなかった。

 

2023/10/05

www3.nhk.or.jp

今回のNHK報道を皮切りに潮目が変わるとは思えないし、被害者救済と事務所の対応という問題からは遠ざかる一方だし、政権が知られたくない他のニュースをマスキングするためのスピンと考えたくもなるが、それでも「指名NG記者会見」の問題は、今の日本を象徴する、看過できない出来事であると思う。

私個人の見解としては、10/03の三連スレッドにあらかた書いており、つけ加えることはほとんどない。

しかし、ヘタな手品を見せられているようだ。タネも仕掛けもバレバレじゃんか。観衆をだますなら上手にやんな。それからサクラをかってでた記者どもは恥を知れ。

 

会見で賛否(2ページ目)

www.dailyshincho.jp


文章に粗が目立つ記事だ。末尾に残念なタイプミスを発見。

異例の拍手の裏にはジャニーズの大きな陰謀ではなく、ただ暴走する一部記者とそれに絶えかねたその他大勢の記者たちといういかにもな理由があった

「絶えかねた」→「耐えかねた」

 

(桃林の桃源郷さんへの返信)

確かに、ムラの暗黙のルールに従わないと、なんとなく疎外されますね。私は、ぜんぶはムリよ、と最初に態度を表明しています。

念のために断っておきますと、私は今んとこブログで長文記事は書いていません。「村」についても、モバイルプリンスさんのツイートを読んでの感想です。
でも、誰かの発した意見にそれぞれが反応し、それが一種の論調のうねりを形成するプロセスは、ツイッター最大の特徴かもしれませんね。

 

昨晩のNHKニュースを観たあとでマストドンに投稿した、未整理な感想を貼っておきます。

質問者をあらかじめ決めておく、答えにくい質問をする者は指名しない、質問は一問一答のみとし、ルールに従わないとみなされた者は仲間外れにする。これは国会答弁からPTA総会にいたるまで、本邦社会のいたるところで見られる光景だ。

ジャニーズ事務所の会見は、その典型例にして象徴的な出来事である。これは無視したくても、できない案件だ。

なるほど被害者救済と事務所の今後の対応といった問題の本質からは遠ざかる一方だし、辺野古工事再開に苦慮する沖縄県や二度めの処理水海洋放出といった諸問題が、ジャニーズ関連報道の陰に隠れてしまっているのは「スピン」だと思いたくもなる。

が、この壮大なようでいて、手品にも満たない子どもだましの見世物は、今の日本の凋落を如実に物語っているとはいえないか。

私たちは常軌を逸した社会にいる。手前勝手なルールを作り、押しつけ、従わない者を異端視する。真実を暴こうとするものなら、よってたかってその芽を潰す。

あなたの身の周りにもいるはずだ。井ノ原に迎合の拍手をした大勢の芸能記者たちのように、ジャニー氏の呪縛から抜け出せない人たちが。その根はあまりにも深く、今もとり除けずに残ったままだ。

それから、今回ほど「危機管理」ということば/概念を、もろいと感じたことはない。不信感を募らすばかりで、ぜんぜん危機管理できてないじゃん。

 

2023/10/06

togetter.com

弘兼の島耕作、以前っから適当だったが、ますます程度が低くなってきたな。大御所だけに、注意できないんだろうか。それとも、レコードの持ち方を誰も知らなかったのかしら。

今テレビをチラ見したら世代を超えた名曲はコレ!! ってやってて、そのほとんどが、オレが当時心底カッコ悪いと思ってた曲だった。(鈴木羊さんのツイート)

チラッとみて、まったく同感。

 

第三子の問題。自治体によって基準が違うし、上の子の年齢や学年によって補助を切られるとか、謎の線引きだよね。現場の職員もおかしいと思っている筈だけど、決まりである以上いかんともしがたい。予算の枠を決めるのは地方議会になるが、大抵「無制限ではダメだ」という政権の意向が反映されている。

子育て支援を国の方針とするならば、いたずらに条件をつけていてはだめだ。「すべての子どもに等しく」、でなければ少子化は解消されない。

 

通勤音楽にふさわしいかどうかは分からんが、秋晴れの今朝はザ・フーの『バイ・ナンバーズ』。音響の抜けのよさが好き。2曲めのこれなんか酔っぱらいの自己弁護みたいな曲だし、キースはあいかわらずドタバタ叩きまくるが、なぜか軽快なんだ。それで今日の一日をガンバレる。

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ドタバタ、と表現したけど、キース・ムーンのリズムキープとグルーヴ(推進力)は他に類をみないものだ。ブレイク時のタム回しの鋭さと粒立ち(突破力)は誰にも真似できないッ!

 

(本件の特殊性に鑑みさんへの返信)

むかし時代劇によく出演されていた元役者さんから十年前にうかがった話です。「近頃の若手は基本がなってない、殺陣がさまになっているのはヒガシだけだ、奴は稽古熱心だったよ」。ちなみに「ジョージマはいつも楽屋にこもってエレキを弾いていた」んだそうです。

 

(アンディさんへの返信)

ニール・ヤングSpotifyに抗議して音源を引きあげたときに、ジョニ・ミッチェル、CSN、ニルス・ロフグレン等が同調したのです。その後CSNの各メンバーはSpotifyに復帰しましたが、彼女はそのままですね。たしか、反ワクチンを主張するポッドキャストを許容することに不信感を抱いたと記憶しています。

 

2023/10/07

国民民主党の玉木代表が、<マイナンバーを活用した「給付付き税額控除」を提案してい>るが、個人情報漏れやマイナ保険証普及率にみられるマイナンバーカードの低迷を打開するために、カード所有者を優先的に(=速やかに)還付する仕組みを考えているのではないか? と感じる。あまり筋のよい提案とは思えない。

玉木氏はXで<減税(還付)>と表現しているけれど、もっとも効果的な減税とは、税負担に応じた還付よりも、消費税を減らす・あるいは消費税をやめることだ。

マイナンバー制度の狙いは、国が<国民の所得を正しく把握して税や保険料を公平・公正に負担させる>ことだが、マイナカードの有無やマイナポータルによる申請を、給付の前提としてしまうと、公平・公正の原則から逸脱してしまう。なので私はマイナカード低迷の打開策を目的とした<減税(還付)>には賛成できない。

これは税制のみならず他の政策にもいえることで、給付や補助、社会保障について、いたずらに条件をつけていてはだめだ。子育て支援を謳うなら「すべての子どもに等しく」が原則である。

政治家が何を重視して提案しているか、どういう条件を付加しているか、注意する必要がある。

 

昼食。冷蔵庫に強炭酸水があったので飲む。キョウタンサンと口にして、ヒダリっぽい響きだな、と独りごちる。

 

(本庄透さんへの返信)

「電話を切らないで」は10ccで私がいちばん好きな曲。歌詞も秀逸だし、最後のSEが衝撃。

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埼玉の県虐待禁止条例。論外の内容だけども、提案者代表の自民党県議ってのをニュースでみたら短髪肉厚の典型的な容貌でさ、見てくれで人を判断してはいかんのだろうが、ああいうタイプ増えたよね。藤本所沢市長も同様だな。あ、10月22日が市長選投票だって? 四選は阻止してくれよ所沢市民。

f:id:kp4323w3255b5t267:20231022103932j:image 山川穂高っぽいね。

自民党の議員ときたら、基本的に子どもは家庭でみるもの、とくに母親が育てるものだという先入観に凝り固まっているからなあ。社会全体で子どもを育てるという認識が欠落しているんだよ。

 

2023/10/08

「でも司祭さん、(中略)あの人たちは誰なんですか? どこへ連れて行かれるんですか? なぜ、連行されるんですか?」
(『悪童日記』より)
司祭は悪童たちに「彼らはユダヤ人で、ナチスドイツ軍が収容所に連行しているのだ」と、本当のことが言えない。ただ「神の御心は計り知れぬ」と嘆くのみだ。

kp4323w3255b5t267.hatenablog.com

マーク-アーモンド1978年のアルバム、『アザー・ピープルズ・ルーム』。

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A.O.R. の代表的な一枚に数えられるが、明るさや快活はみじんもない。むしろ暗く、底知れぬ感じがする。けれども、じわじわくる。何度聞いても飽きない。
私はこのアルバムを田中康夫の著作で知った。

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中森明菜さんの「セカンド・ラブ」を彷彿させますね、という奥慶一さん(作曲家・編曲家)のメンションに)

いわれてみれば確かに! クレジットをみると、『アザー〜』の弦アレンジはクラウス・オガーマンでした。中森明菜の音楽、大好きです。

 

スタン・リッジウェイ1986年のアルバム『ビッグ・ヒート』は独特のエロキューションにソリッドな音響デザインを絡めた秀作。とりわけB面ラストの「カムフラージュ」はベトナム帰還兵を題材に求めた7分の大作で、ジャングルでの幻視をジョニー・キャッシュ調で淡々と語る構成。

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小雨が降っている。やりかけの eラーニングを午前中に片づけてしまうか。

 

今日は発言せずにタイムラインの動向を観察していた。で、感じたことは、人は好き嫌いに左右されやすいものだということ。それを一概に悪いとはいえない。あの人どうも苦手っていう感情は私にもあるし、どちらかに肩入れすることも少なからずあるけども、誰かが誰かを貶したとしても、それで失望はしない。

同様に、自分の考えが伝わらないときも、深刻にならないように気をつけている。焦って答えを引っ張りだしても、あまりよい結果は出ないから。考えが熟していないときは無理に結論づけない。正解は一つとは限らないし、どう事態が推移するかもわからないし。ただ、「自分が正義」だとは露とも考えていない。

今日、思うところがあって、五年前のツイートをふり返っていた。私はずいぶん大勢の人と意見をぶつけ合っていたんだね。自分の考えを理解してもらうため、かなり強引な論だてをしたし、恥ずかしい発言もたくさんあった。でも、変わらない点が一つだけあった。それは「心の裡にある偏見を排除すること」だ。

2023/10/09

他人の考えは容易に変わらないし相手の心を無闇に変えようとしてはならない。とくにツイッターでは互いの考えを表明しあうのが関の山。だけど不思議なもんで、かなり趣味嗜好や思想信条が違うはずの人と、気がつけば意外と通じ合っていたりもする。たぶん長い間にお互い影響し合うんだよね、少しずつ。

(桃林の桃源郷さんへの返信)

敬愛している方や交流のある方が自分とは違う考えを表明して狼狽えることもあります。焦点となる話題について、それは起こりやすい。けれども、何故そのような見解にいたったかを知ると、相当な理由がある場合も多い。自分と違うからといって「見えない化」(=ミュート)に勤しまないよう、気をつけたいと思います。

さっきから何を書いてンのか、じつは自分でもよくわかってないんだよ。ただ、自由に書けるうちは書いたほうがいいと思う。そうタダで〈笑〉書けるうちに好きなことを思いっきり。形式ばらずに構えずに。思ったままを書いてみなよ。だいじょうぶ。想像力を駆使して、他人の領域を侵さなければいいのさ。

戦争がなくなればいいね。もう戦争やってる場合じゃないだろう人類は。戦争を終わらせるにはどうしたらよいか、みんなで知恵を出し合って。暴力支配に慣れてはだめだ。人が人を力で屈服させるなんて間違ってる。武器を廃絶しよう、外交のテーブルを持とう、と為政者を説得しようよ。

私? 私はただの「お花畑」だよ。

 

昨日、奥慶一さんとのやりとりで名前があがった、ビル・エヴァンスの『シンバイオシス』。じつは素通りしていた盤だが、今朝あらためて聞き、こりゃとんでもない作品だぞ、と思い知った。クラウス・オガーマンの編曲もさることながら、ビルのピアノとエレピの艶がすばらしい。

spotify.link

 

SNS鰯の記録8(2023/09/20〜09/30)【鰯の独白】
9月下旬にツイッター(X)やマストドンに書いた投稿を、はてなブログにまとめた記事です。あるダウナーな日の記述も、迷ったけれど残しておきました。

kp4323w3255b5t267.hatenablog.com

今日も一日カテイガクシューしていたから、FMでバート・バカラック三昧やっていたとは知らなかった(たった今クルマのラジオで知った)。

 

2023/10/10

埼玉の「虐待禁止」条例案、9月定例会での成立断念… 「子どもだけの登下校まで」批判相次ぐ【読売】

トンデモ条例が成立しないでよかった。自民党埼玉県議たちに「これはおかしいぞ」という世論の興隆にあらがえるほどの確たる理由がなかったことの証左である。

www.yomiuri.co.jp

(以下マストドンでのまとめ)

自民党の議員は考えの根底に、子どもは家庭でみるもの、とくに母親が育てるものだという先入観に凝り固まっている。社会全体で子どもを育てるという認識が欠落している。だから平気で、こんな条例を施行しようとするのだろう。

しかし、人をみかけで判断してはならないとは思いつつも、自民党の若手から中堅は、揃いもそろってこのタイプだな。ツンツン立った短髪と、肉厚で猪頸。青年会議所によく居るような10/07の落書きを参照)。この田村って団長にしても、提案者代表の小久保にしても、さらにいうなら所沢市長の藤本も(四選は阻止してくれよ)典型的な容貌をしている。どうしてだろうね?

www3.nhk.or.jp

ともあれ、この「トンデモ条例」が取り下げられてよかった。SNSでの批判や署名運動も含めた世論の興隆に自民党埼玉県議団もあらがいきれなかったのだろう。この調子で怯まずにいこう。いつまでも無理や無茶や横暴が通ると思ったら大間違いだと思い知らせてやろう。

 

(マヨネーズが嫌いなすすぎさんへの返信)

私も。マヨネーズ食べられない。

 

 

【あとがき】

ジャニーズ事務所記者会見についてのコメントがバズったけれども、半月が過ぎた今では何ごともなかったみたいだ。ジャニーズはスマイルアップに社名が変更したものの、所属タレントは相変わらずテレビに出演して、笑顔を振りまいている(今朝みかけたジョージマの顔色はさすがに冴えなかったが)。キー局は何も変化しない。

そうこうしているうちに、ハマスからの襲撃をきっかけとしたイスラエルガザ地区への報復は陰惨を極め、タイムラインは瞬く間に戦争一色に塗り替えられた。私はその間、パレスチナ自治区についての発言をいっさいしていない。今も沈黙している。イスラエルに肩入れしているつもりは毛頭ないし、中立を装っているわけでもないが、この件についての発信には慎重にならざるをえない。米国の意向に従うばかりの日本政府には憤りしかないが、より的確な批判となるには、どう表現すればいちばんよいのか、言葉を探している途中だ。ただ戦争反対を唱えただけでは、戦争で成り立つ多国籍の軍産複合体には抗えない。だけど、戦争を止めるための訴えは、きっとできるはずだ。私にも、そしてあなたにも。鰯(sardine) 2023/10/22

SNS鰯の記録8(2023/09/20〜09/30)

【はじめに】

今回(09/20〜09/30の間)おもに書いたことは、

・公教育におけるやみくもなデータ化への懸念

・ドラマ『VIVANT』の危うさ(続)

・不機嫌ハラスメントについて(心情吐露)

・ジャーナリズムを放擲する大メディア

・明るみになるマイナカードの使えなさ

・地元選出議員2名=現閣僚の相次ぐ不祥事発覚

NHKスペシャル『冤罪の真相』の衝撃

インボイス制度、電子帳簿保存法のゆくえ

などである。

今回ろくな写真がなかったので、このエントリーのために撮ってきた。

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……では、始めましょう。

 

2023/09/20

集中度や感情、脈拍や血流データで「見える化」 学校にじわり浸透【朝日】

www.asahi.com

記事の中味はもちろんだが、見出しの言語感覚がすこぶる不快だ。「見える化」は可視化と同義だろうが、あえて漢字をひらく意味があるのか。「じわり浸透」にいたっては「野党は反発」と同じくらい手垢にまみれている。「じわり浸透」と口にしてみるがいい、いかに珍奇な言い回しであるかが分かるはずだ。新聞社は、ありあわせの言葉を濫用した見出しづくりを慎むべきだ。

記事の内容も、批判的視座に欠けている。

このクラスでは、生徒約30人が左手首に着けたリストバンド型の端末で脈拍を計測し、授業中の「集中度」を測定する実証研究を5月から行っている

以前にも書いたが、生徒の感情や集中力を、センサー等を用いて数値化する実験(とあえて呼ぶ)に私は抵抗感を拭い去れない。生徒一人ひとりのデータを収集して何がしたいのか。教育に必要だろうか。生体反応の観察は医療分野に限定するべきだ。これは監視でしょう。子どもを実験台に使ってはならない。

生徒の尊厳を守るべき学校が冒涜の先陣を切っていますね。目的と手段が釣り合わないのに教育者にその感覚が欠けるようで危機を覚えます。ところで「可視化」と「見える化」は見ようと努力せずとも見えるかどうか、による使い分けがあるそうです。それを知った上での「見える化」なら尚悪いです。(walnutさんからのメンション)

(返信)学校の事情はよくわからないんですが、行政主導でデジタル化が活発に促進されていますね。デジタルを使った事例を増やすのにかまけて、本来の「教え育む」がおろそかになっていないかと懸念します。研究等の意義を記した文言は、とうに用意されているんでしょうけど、子ども不在の感があります。

 

昨夜、ちょうど五年前に亡くなった友人の家の前を通過した。二階の彼の部屋に灯りがついていた。錯覚だけど、なんだか彼がまだ生きているような気がした。

 

『VIVANT』は、最近の日本のドラマとしては破格の予算が投じられ、意図的に「ブーム」を作ろうと宣伝にも意欲的だったが、中身は日本人に未だに根強いアジア蔑視をベースにした「八紘一宇よ再び」的な価値観が背後にあり、さらに公安や別班(自衛隊の非合法組織)を礼賛した危ういドラマだった。(@woody_susumu ウディすすむさんの投稿)

ウディすすむ氏の『VIVANT』が八紘一宇的であるという指摘に寄せられた反応の中で、私がとりわけ気になったのは、<そうしないと制作者が本当に世に訴えたかった「資本主義の搾取と差別と人権侵害と人類の奴隷化へのアンチテーゼ」を地上波に載せることは困難だった>という意見だった。

おそらく返信主はドラマの制作に携わっているか、きわめて近い立場にいる方だろうが、<別班と公安の『愛国心』を美化して描いた点は確かに気持ちが悪い>としながらも、<そうしなければ(中略)地上波に載せることは困難だった>といった放送をめぐる状況こそが、異常だとは認識できないのだろうか。

なるほど「資本主義の搾取と差別と人権侵害」を全面に出せば企画は通らず、スポンサーも難色を示しただろう。しかし真意を伝えるために愛国心を美化して描くとなれば、それは本末転倒である。目下の国際情勢と日本人の意識を察すれば、一般の視聴者が国家権力をどう理解するか、制作者なら想像できるはずだ。

 

今日は体調不良で早退した。ちょっと重い物を持って、数回階段を往復しただけで息切れがし、汗びっしょりになり、どうにも動けなくなった。
会議室でしばらく身体を休めていたが、窓からのそよ風が心地よかった。
お昼ごろ帰宅して、さきほど目が覚めた。まだ頭痛がするが、体調はずいぶん治ってきた。

 

2023/09/21

(以下3つはマストドンのみに投稿)

「不機嫌になる」というのは最初に人間が覚えるコミュニケーション手段で、ほとんどの人間は大人になるまえに卒業する。卒業してない方を見つけたらそっと距離を置くことをおすすめする>という格言めいた投稿をみた。 それに「うちの職場にも高齢の不機嫌でハラスメントする人がいて困る」という返信がついていた。

あーオレのことだ、と私は思う。

いや、不機嫌さを隠せずに周囲の空気を気まずくしているんじゃないかといつも不安になっている、というのがより正確か。

不機嫌になりたくてなっているわけではない。

自分の思いが伝わらないから不機嫌を装っているわけでもない。

だけど、要らんことは喋らないで黙って働こうという態度が「鰯さん不機嫌そうだな」と捉えられているかもしれない。

私は、朗らかそうにふるまうのが、とても苦手だ。

かつてはそれほどでもなかった、むしろ社交的なほうだと自認していたが、今ではうまく表情をつくれなくなった。

自分ではフラットな状態でいるつもりだが、他人からはムスッとしているように映っているかもしれない。

不機嫌そうにみえないように、明るく、はつらつとしなけりゃならない。

自分への強迫観念がとても苦しい。

昨日は体調不良になり、早退した。

情けないことだが、重い荷物を持って、何度か階段を往復しただけで、息切れがし、汗びっしょりになり、どうにも動けなくなった。

私は未使用の会議室にそっと移動した。

開け放たれた窓から、そよ風が入ってくる。いい気持ちだ。いくぶんラクになる。

となりの事務室から声が聞こえる。

みんな元気だなあと、つくづく思う。

しばらくして、あれ鰯さんどこに行ったの、という声が聞こえる。

かれこれ三十分は席を外しているよね?

携帯かけてみなよ、という声がする。

(事務室に置いてきた)

ちょっと探してきますね、という声もする。

(あーここにいます、気分が悪いので少し休んでいます)

しかし私は動くのがしんどかった。

椅子に座ったまま、ずっとうずくまっていた。

誰かが、探しにきたようだ。

私の様子を見て、上司に報告したようだ。

私は急に居たたまれなくなった。

どうしたの、と声をかけてきた上司に、すみません早退させてください、と伝えた。

なぜ、第一発見者は、私に声をかけなかったのだろう?

気遣いかもしれないが、不可解だった。

うつむいていた私は、不機嫌オーラを発散していたのかもしれないな。

さて。私は今日どんな顔して出勤すればいいんだろう。

雑念の入る余地がないほど忙しけれはいいのだが、慌ただしくなるような職務じゃないからなあ。

未明の刻に、とんだ心情吐露をしてしまった。

恥ずかしいが、このまま晒しておこう。

 

私は今朝、失敗してしまった。

未明に書いたトゥートを要約して、ツイッターことXに投稿したところ、レスキューだと受け取られてしまい、カウンセリングを勧められたのだ。

いや、そういうことじゃないんだ。

私はただ、現状キツいよと弱音を吐きたかっただけなのだが、「どうすればよいだろう」と問いかけて終わったのがまずかった。 問いかけ式の投稿はよくなかった、と反省文をしたため、3連スレッドを削除した。

なんだか、Xになってから「つぶやき」にくくなってしまったように感じる。

公式見解しかツイートできなくなったのも、自分の側に問題あるのかな。

いや、こういう問いかけもよくないんだよね。ただのひとりごとさ。どうかスルーしてくれ。

 

タイッツーを退会した。

しばらく投稿していなかったが、なんでも政治活動の禁止が規約に記されているときいたので(確かにそう書いてあった)。私はタイッツーで政治談話するつもりは毛頭なかったが、それを読んだらしらけてしまった。まぁ「政治の話ができなくなった社会」に適合した結果なんだろう。

 

(ていうかJ-POP はなんでこんな音数多いんだ。と嘆くポンピィさんへメンション)

「全部載せ」みたいなアレンジが多勢を占めてますね。

【今週の新譜】
『Heaven』は今まで以上にシンプルなアレンジ。ぎりぎりまで絞られた音数。いくら耳をこらしても4リズムしか聞こえない。が、さびしくはない。クールなようで温度は高い。各パートの間で火花が散っている。そして、起伏に富む旋律を難なく歌うクレオ・ソル。

spotify.link

 

2023/09/22

あらかじめ摩擦となる要素を除外しておけばコンフリクトフリーは達成可能だが、それは排外思想と表裏一体であるともいえる。

容易に繋がる、のほうが的確か。

 

2023/09/23

ドラッグストアに行ったらMAGAのスローガンつきトランプTシャツ着ている男性がいたので、反射的に後退りした。君子じゃないが、危に近寄らず。

註:※ Make America Great Againの意味

 

人が人を人としてみなさない。まるで人をモノ扱いしている。人に優しくない政治をさんざんやっておきながら人間の尊厳を守るなどと心にもないことを平然と口にする。そりゃ終いに人は壊れる。

私が新聞やテレビなどの大メディアを批判する理由は、ジャーナリズムとしての役目を放擲しているからだ。それどころか大メディアは権力におもねり、政権を下支えする報道に明け暮れている。今や一部をのぞいて大メディアは権力と一体化しているが、その自覚のないところが、絶望的である。

 

昨日から喉の音が痛く、水を飲むのさえツラい。熱はないが、頭が締めつけられるようで、長く眠れない。かからないよう注意していたが、いよいよ私も絡めとられたようだ。

 

2023/09/24

リチャード・ライト(06年没)はピンク・フロイドの鍵盤奏者だった人。唯一のソロアルバム『ウェット・ドリーム』は、長らくサブスクに載っていなかったが、スティーヴン・ウィルソンによるリミックス盤が最近アップされていたことに気づいた。私はレコードを持っていないので、これはまことにありがたい。

リチャード・ライトは初期ピンク・フロイドの叙情性を担っていた。「シーソー」「サマー68」「アス・アンド・ゼム」などが代表的な楽曲だが、他にも「エコーズ」の歌声や「ドッグス」の長閑な間奏など、ホッとする、緊張を緩和する部分は彼の功績が大だった。

ツアーメンバーだったスノーウィー・ホワイトを迎えて作ったこのソロも、とりたてて刺激的なところはないけれど、いつのまにか心地よくなる、まさに夢精みたいな音楽である。きっと穏やかな人なんだろうな、安心して身を委ねられる。もちろん音響設計はぬかりなく、音質もすばらしい。

秋の夜長に流すのにふさわしい一枚である。

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追記:Wet Dreamについて。男性は「誰もが無精する」ってジョン・レノンもいっているけど、じつは私、無精した経験が一度もないんだ。君はどう?

 

イー□ン・マスクは(X)の有料化はボット撲滅とヘイト対策のためだ、ともっともらしい説明をするが、収益化が「差別がお金になる構造」を助長することには決して触れない。差別まみれの言説や暴力を含む動画でインプレッション数を稼ぐアカウントがさらに増えれば(旧)ツイッターは荒野と化すだろう。

 

サンデーモーニングについて、Holmes#世論の理性 さんへのメンション)

安田菜津紀さんは、論点を的確に伝える話術が次第に向上していると感じます。今日はとくに理路整然と問題点を指摘していました。

 

日曜討論。れいわ大石議員の“即時性”が他を圧倒。
10月からのインボイス制度、ただちに中止してください。今日で50万筆のネット署名が集まっている
池下議員。公設秘書2名、市議を届出もせず、ルール違反であてがっていた。それのどこが「身を切る改革の姿勢」ですか
維新の会の柳ヶ瀬議員、慌てて釈明していた。

 

(すてきなプレイリストを編んだwalnutさんへのメンション)

こないだシナトラのキャピトル時代をはしごしたときに、やっぱりいいなあ、とあらためて感じたのが「Like Someone In Love」。ダイナ・ショアとアンドレ・プレヴィンpの盤も思い出ぶかいです。

 

7月末時点でマイナンバーカードを申請し作成したのに本人が受け取りに来ない「未交付」が、首都圏だけで72万枚以上に上っていることが分かったと、23日の東京新聞が報じた【ゲンダイ】
マイナンバーカードに対する一般市民の不信感はつのるばかり。マイナンバー制度をも危うくするカードを廃止するべきではないか。

マイナンバー保険証に一本化するために、現行の国民健康保険証は2024年つまり来年の秋に廃止されることを、みんな忘れてないか。個人情報が漏えいし、読み取りトラブルが頻発し、利用者が5%にも満たないマイナ保険証。政府は劣悪なシステムを強行しようとしているんだが、それでもいいのか?

 

【毎日】は、なぜ見出しに名前と選挙区を書かないのかね?
松村祥史国家公安委員長参院熊本選挙区=が代表を務める「自民党熊本県参議院選挙区第1支部」が、国などから指名停止措置を受けた建設業者から2023年9月まで28カ月にわたり計28万円の寄付金を受け取っていた

mainichi.jp

公安委員会制度は強い執行力を持つ警察行政について政治的中立性を確保し運営の独善化を防ぐために国民の良識を代表する者が警察の管理を行うことが適切と考えられたため設けられた」と警察庁HPにあるが、その委員会を統べる人物が、不正な寄付金を受け取るようでは、示しがつかないのではないか。

内閣総理大臣は、国家公安委員長として不適格な松村祥史を即刻解任し、国民の良識を代表する者を、あらためて任命すべきである。

 

記事の内容はさておき、表題も本文の冒頭も(おまけにこの紹介文まで)安倍を「安部」とタイポしているのは出版社としてあまりにもまずいんじゃないの?

AERA dot. (アエラドット) on X: "「政治的テロリズム」よりも「社会的承認」 安部元首相殺傷事件から変わった権威に対する暴力の動機 #AERAdot #AERA https://t.co/GW1KhK0FPB" / X

 

これを日曜の夜9時に放送することに意味がある。先週ぶつけられたらなお良かったが。観ましょう。

www.nhk.jp

淀川長治調で)

さて、ご覧になりましたか。怖かったですね。国家権力は組織防衛のためなら何だってする。思い込みで調査を進め、ありもしない事実をねつ造し、弁解録取書を書き変える。件の部署、ドラマでは美化されていましたが、実態は違うようですね。

国の組織が本格的に腐ってきたのは、やはり第二次安倍政権以降だと思います。だって、問題を起こした官僚が責任を取らず、あべこべに出世するような国ですよ。どこもかしこも腐敗するに決まってるじゃないですか!

2023/09/25

昨晩、放送されたNHKスペシャル『冤罪の深層 警視庁公安部で何が』を観た。<軍事転用が可能な精密機器を不正に輸出したとして横浜市の中小企業の社長ら3人が逮捕された「大川原化工機」事件>を綿密取材したものだ。

国家権力は組織防衛のためなら何だってする。警視庁公安部外事第一課第五係が、思いこみで調査を進め、ありもしない事実をねつ造し、弁解録取書を書き変える。のちに検察は公訴を取消すが、捜査指揮をとった第五係長は警部から警視に昇進している。

問題を起こした上司が責任を取らず、あべこべに出世する風潮は、第二次安倍政権以降に顕著だが、国家安全を担う機関がかくも腐敗している実態には、やはり戦慄を禁じ得ない。

このドキュメントは日曜夜9時に放送されたことに意味がある。先週のドラマの堺雅人のセリフ「日本の公安は世界一公正な判断をしてくれます」の記憶がまだ生々しいうちに。何が公正なものか、そんな幻想は早々に打ち砕かれるべきだ。

放送を観て、マスメディアが権力監視の意思を明確に示せば報道の信頼はとり戻せると痛感した。むろん権力側からの妨害もあるだろうが、「しつこく」取材を重ねて真相に迫る番組をつくれば、視聴者は自ずとついてくる。

公安外事五課のど無能がでっち上げたとんでもない冤罪(中略)。総理大臣が安倍のままだったら公訴取り下げもなかったのかもしれない。(本件の特殊性に鑑みさんのツイート)

同感です。

大川原化工機事件は安倍政権下に起こった。 <警視庁公安部「暴走」の背景には、第2次安倍政権における警察官僚の重用、警察官僚と政治権力中枢の関係強化、公安警察の外事部門の存在意義のアピールなどがあった。(『世界』青木理> 安倍が存命なら、果たして放送できただろうか……

 

2023/09/26

(以下、マストドンのみに投稿)

先週末、自民党の集会に行ったという方から話をうかがった。

防衛相に任命された地元選出の木原議員に大勢の警備がついていた、SPは議員が登壇して退場するまで支援者の私たちをじっと睨み続けていた、つまり私たちは監視されていたのだ、と不満気だった。

あたりまえじゃないですか、と私はいった。

「沖縄に対して強硬な姿勢で臨む木原さん、じつは自民党以外の人たちからはかなり反感を持たれていますよ。安倍さんの側近だった人だけに自分も狙われると心配なんじゃないですか」

「でも、話したら優しい方なんだよ」

「政治家は大抵そうです」

「これからは地元に戻ることも少なくなる、と言っていた」

「コロナのときも同じこといってましたね。たぶん地元の支援者の陳情を聞いてる暇などないんでしょう」

「なんだか寂しいね。遠い人になっちゃった」

「ああそうだ、松村国家公安委員長は来てましたか?」

「いや、急きょ欠席だった」

「でしょうね」

「なんでかな」

「3日前の記事、ご存じないですか?」

「いや知らない。それは初耳だ」

私は黙って熊日を差し出した。

kumanichi.com

ここまで社会基盤が沈下して、それでもなおかつ自民党を支持する人の心境が、私にはとんと理解できないのだが、自分が現政権側についていることで、平常心を保っているのだろう。彼らは選挙となるととことん熱心だ。私のような自民を厭う者にでさえ、今回だけでも応援してくれんかね、といってくる。

前回の参院選、じつは少し迷った。立憲からの野党統一候補が、松村祥史と比べて見劣りしていたからだ。もちろん惨敗するのを承知で、その候補に投票したけれど。

次回の衆院選も、私は野党側に投票する。しかし選挙のたびに、虚しさに襲われる。木原稔を圧倒するような候補者を擁立する力が、熊本の野党陣営に皆無だからだ。

立憲の比例代表で一時は国会議員も務めた人吉球磨の矢上雅義は、今は維新の会にいる。熊本の自民支持者は、維新を野党と認識している。違うのに。

中央の新聞テレビや、SNSで盛んに展開される政治の動向とは、ほとんど関係ない、地域に固着した政治風土を目の当たりにするたび、この状況をどうやって打破すればいいんだろう、と私は途方に暮れている。

正直に書いた。こう書いている自分に嫌気がさすけれど、から元気を出してもしょうがないから。

厳しいこと言うけれど、それでも「自民党に投票しつづける人のことを理解できない」って言ってしまうと「理解できないものを説得=行動変容させることもできない」ので打つ手なしになってしまう。まあ自分もほぼほぼ理解なんてできないのだが.....。(森哲平さんのエアリプ)

いや、まさにそのことを書いているんです(と、森哲平さん宛に返信)

面と向かって聞いたこともあるよ、どうして自民に投票するのと。すると、なんて答えたと思います?

「自分でもよくわからない、だけど野党にだけは投票したくない」

言語化もしにくいと思いますし、まあ、もうそうなると思ってること言えるわけないし、言うわけはないですよね。(森哲平さんからの返信)

いや、「野党にだけは入れたくない」のくだりでは私も軽く相槌打っちゃった。それにSNSの調子で喋ったら、人間関係は終了しちゃうだろうし。ホント難しい。説得できた試しはないです。

わかります。岩下さんの普段の投稿も拝見してますが、鼻摘んで野党に入れるにしても限界ありますよね....。(同上)

マストドン特有の)エアリプも悪かないけど、やっぱりたまには直接やりとりしたいよね。真意が伝わりやすい。

 

私は前々から彼奴(オトキタ)をデ⚪︎ズニー映画のピノキオに似てるなと思ってます。

「ねえ、ボクを見て!」 

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2023/09/27

総務省の調べによると<今年2月末までにマイナカードを申請した人のなかでマイナポイントを受け取っていない人が約2千万人>いるそうだ。その大半は手続きの仕方がわからないから放置しているのではないか。そもそも、カード普及のために国民をポイントで釣るという施策が限りなく詐欺的だと思うが。

news.tv-asahi.co.jp

25日付の東京新聞
マイナンバーカードができたのに本人がまだ受け取らず、保管されている「未交付」カードが7月末時点で、少なくとも首都圏に72万枚ある
廃棄できない理由は総務省2020年の通達からだが、今も、
総務省はカードができるだけ行き渡るようにするため保管を促している

www.tokyo-np.co.jp

マイナポイントの受け取り申請の期限は今月末までだ。先に引用の報ステは、横行するマイナポイント詐欺を警告するものだが、結果的に「ポイント取得まだの方はお早めに」の駆けこみ手続きを喚起しており、今週末、役所窓口は対応に追われるだろう。総務省の広報みたいな報道は、いい加減やめるべき。

(㍊%さんへの返信)

マイナンバーカード申請者に2万円分のポイントを与えると決定する際に、申請者の見込数を計上したはずです。でなければ予算は通過しませんから。政府は、ポイント付与にどれくらいの予算をつけ、実際に給付したポイントの総額はいくらだったかを、国民に向けて詳らかに報告する義務がありますね。

 

インボイス経過措置3年の間に自民党過半数割れさせにゃならん湯浅誠さんのツイート)>のは確かだけれども。
立憲民主の代表と共産の書記局長が、意図のあるなしは判断しかねるが、ああいう迂闊な発信をされたら、れいわ新選組を支持する地方の有権者は困るんだよな。あんまりないがしろにすると、投票行動に影響するよ。

私もインボイス制度の深刻さを認識したのはごく最近だから、あまり偉そうなことはいえないんだけど。れいわ新選組はかなり前から「インボイス制度反対」を公約に掲げ、街頭署名も熱心に呼びかけていたよね? 官邸前行動には櫛渕共同代表も来ていたのに、党名をハブいたり、その他扱いするのはマズいでしょ。

 

2023/09/28

昨日9/27の文春オンラインに、木原稔についての、こんな記事が掲載されている。

木原稔防衛相の大臣秘書官に就任した篠田了氏が防衛コンサル企業の代表取締役を務めていたことが「週刊文春」の取材でわかった。篠田氏は、木原氏が防衛政務官首相補佐官(国家安全保障に関する重要政策担当)時代にも同社の代表取締役を務めており、利益相反に繋がる疑いがある。

篠田氏は08年1月に設立の「株式会社エア・ビジネス・パートナーズ」の代表取締役を務めてきた。同社のホームページには〈国防戦略への理解〉が掲げられ、業務として〈防衛戦略研究と政策および事業の提案〉などが明記され、取締役には元航空自衛隊の幹部も名を連ねている。航空ビジネスも手掛けており、17年度には台湾のLCC「タイガーエア台湾」の函館空港便の定期就航を巡って、函館市が567万円の補助金を支出している。

この間、木原氏は防衛政務官(13年~14年)や首相補佐官(19年~21年)を歴任してきた。つまり、篠田氏は政策秘書として防衛機密を知り得る立場にありながら、防衛コンサル企業を経営していたことになる

bunshun.jp

議員になる前、日航に勤めていた木原稔は、<自民党第3派閥の茂木派所属だが、安倍元首相の存命中は親衛隊のひとりだった。安保3文書の改定をめぐっては、与党実務者協議で防衛費倍増や敵基地攻撃能力保有に向けて旗振り。防衛装備移転三原則の骨抜きにも動いた改憲タカ派【ゲンダイ】>。

木原稔は<15年6月に沖縄全戦没者追悼式での安倍晋三首相(当時)への野次について『動員されていた』などと述べ、物議を醸した。自身が代表の勉強会でも、講師に招いた百田尚樹氏が『沖縄の2紙を潰さないといけない』と発言し、党青年局長を更迭された【文春】>との前歴もある。防衛大臣には不適格だ。

 

何が「顕彰」だ! 動機が不純としかいいようがない。

アジア圏のポピュラー音楽を振興するために賞を設けるという建前ならまだしも、本邦ポップスを韓国みたく世界市場に広めたい、なんなら韓国に勝ちたい、というよこしまな企図があるかぎり「アジア版グラミー賞」を名乗る資格はない。

文化庁が2025年にも、アジアのアーティストを顕彰する音楽賞の創設を検討していることがわかった。米音楽界最高の音楽賞をモデルにした「アジア版グラミー賞」として、同庁が3月に移転した京都で授賞式を開催し、日本のアーティストらが世界へ進出するきっかけにしたい考えだ。

アジア圏のポップミュージックは「BTS」や「ニュージーンズ」など韓国勢が世界を席巻している。作曲家でもある都倉俊一長官は「日本は国内の市場が比較的大きいために、国内で事足りてしまっていた。海外に出ようというエネルギーは韓国の方が上だ」と指摘。「Jポップを海外に発信するため、世界中に注目されるような音楽賞を京都でやりたい」と語った【読売】

www.yomiuri.co.jp

 

(<「東雲」くらい普通に読めるわ。>とネトウヨの無教養に憤るワイド師匠さんへの返信)

〽何をくよくよ川端柳 焦がるるなんとしょ

水の流れを見て暮らす 東雲のストライキ

さりとはつらいね てなこと仰いましたかね

私は添田唖蝉坊が作詞の「ストライキ節」で東雲を知りました。

 

人の考えを遮二無二変えたがる人がいる。なぜ変えたがるのか。それは人の考えが変わった瞬間を目のあたりにするのが愉快だからに違いない。説得が功を奏したときの快感を何度も味わいたくて、人は平気で、人の考えを変えようとするのだ。

 

郵便受けに、「LPガス支援金」のお知らせが届いていた。消費者1件あたり6,000円を一度だけ支給するという熊本県のありがたい事業だ。

案内文に「数人の職員しか居ないので45万件程の書類等を間違いなくチェックする事はとてもできない」という悲痛な訴えが記されていたので、郵送ではなく、オンラインで申込んだ。

オンライン申請のチェックも大変だけど、郵送された書類よりかはまだマシ、ってところだろう。

それにしても、熊本県のLPガス消費者全員が申請しないにせよ、45万は途方もない数字だ。それを数人の職員が3ヶ月間でチェックするというんだから、ため息が出ちゃう。増員しましょうよ。

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マイナンバーカードのポイント申請も今週末が期限で、窓口が混雑しているらしいが、2万円分のポイントを決定する際に、申請者の見込数が計上されたたはずだ。政府は、ポイント付与にどれくらいの予算をつけ、実際に給付したポイントの総額はいくらだったか、差額を国民に公表する義務がある。

ところで。

電子取引データを紙で保存することが原則できない「改正電子帳簿保存法」、移行期間としての宥恕措置は23年12月末までだったはずだが、このままスムーズに移行できるのかな? 対応している事業所は全体の何割だろう? 帳簿や取引書類等を残しとくの廃止って、実質不可能でしょう? どうなるんだろうね。

これは事業者の規模によってかもしれませんが、私のところの税理士さんは、未だ紙の保存で大丈夫だと言っておりました。(大人の戦争に子どもたちを巻き込むなさんからのメンション)

同じような話、私も聞きました。現状不可能であろうとの説明を。

 

2023/09/29

【今週の新譜】

エド・シーラン、待望のフルアルバム『オータム・ヴァリエーションズ』。本日9/29リリース。タイトルやアートワークが示すように、多彩な「秋」が楽しめる。素直なメロディーとうるさくないバックトラック。よくできた短編集のように、大人の鑑賞にも耐えられ、ジェイムス・テイラーにも通じる穏やかさのある、落ちついた雰囲気の作品集である。

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昨夜ビーエスで『カジノ・ロワイヤル』を放送していたけど、ダニエル・クレイグジェームス・ボンドとポーカーで対決する敵役のル・シッフル(マッツ・ミケルセン)が、髪型といい酷薄な表情といい、X社のイー□ン・マスクにそっくりだと思ったな。

2023/09/30

先日BSで映画『カジノ・ロワイヤル』を観て思ったんだけど、カジノを日本で開くの、絶対ムリでしょ。どこの富裕層をターゲットにしたいかは知らんが、上流のラグジュアリーな雰囲気を維持するのはお金がかかるぞ。ましてやロケーションが夢洲でしょ? みすぼらしい賭場にしかならないからヤメとけ。

 

なんでも<カズレーザー海上自衛隊に潜入し「この斧何に使うと思います? もしもの時、敵に機密を奪われないために斧で自らすべてを破壊するんです」。スタジオのタレントたち(出川とか)が「自衛隊の皆さん、ほんとすごい」>と感謝する番組があったそうな。
証拠隠滅は日本の伝統、今も称揚する行為らしい。

 

週末買い出しに行くたび食料品や日用品など物価の高騰が尋常ではないと痛感する。もはや節約ではどうにもならないレベルだ。消費税減税しかない、と切実に思うが<消費税減税分が本当に物価低下に寄与するかも分からない>と平然といえる人もいる。うらやましい。私たち庶民とは金銭感覚が違うようだ。

(桃林の桃源郷さんへの返信)

企業にはインフレ下でわざわざコストをかけて減税分価格を下げる動機がない・それに政府は消費税減税で生じた税収の穴を他の増税か歳出カットで補うはず・その増税分が価格上昇に転嫁される可能性もある>というのが財政規律を重視する人の意見。通貨安や金利上昇の方が物価高よりも不安なようです。

やみくもに国債発行しろと申しているわけではない。消費税の減税と予算配分の是正はいわば車の両輪。どちらも重要な課題だから並行して進めていけばいい。減税が財政規律を危うくするという固定観念が、この国の経済停滞を助長している。

(この連続ツイート、翌日マストドンに要領よくまとめることができたので、よく読まれた。次回のエントリで紹介する。)

 

制球に苦しむ益田投手を思い切って代えた吉井監督の決断が千葉ロッテマリーンズの勝利を招いた。比して三度も満塁を逃した埼玉西武ライオンズ。完全に松井監督の采配ミス。

 

【あとがき】

と、不調不調とボヤきながらも、なんだかんだ書き散らしている。しかもいちばんインプレッションの多かったツイートが「タイッツーを脱会した」だもん、乾いた笑いしか出てこない。少しは進歩しているんだろうか、それとも退化しつつあるのか、近ごろ私、ちょっと心配なのです。鰯 (sardine) 2023/10/09