光の季節が到来を告げる。窓外を見渡せば色彩の乱舞する。からだじゅうがむず痒く落ち着かない感じのする。怠惰な午後に転寝しながら変化の兆しを待つ。
早急な答えなど欲しない。直ぐに手に入るようならそれは望みではない。希望とは遠くにあって掴みようのないものだ。憧れを胸に抱きながらぼくは夢を見る。
右の目が腫れあがって見るものすべてに霞がかっている。
今とくに言いたいことは見あたらない。
ただ時間が緩やかに流れていくさまを眺めていたいだけ。
60歳まではリハーサルですよ※とビョークが語っていたように。
ピエール・ボナールは死ぬ間際まで絵を描きつづけた。視覚が衰え、何もかもが判然としない状態を、かれはおもしろがった。人が傑作をものにするのは晩年なのかもしれない。
遺作「花ざかりの杏の木」
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