先日、夕空に光輪を発見したんだ。
分かるかな?七色の光がうっすらとおひさまのまわりを取り囲んでいる。下の写真の真ん中あたりを見てごらん。太陽光に反射したスペクトルが認められるだろう?
だけど写真が捉えたものは、ぼんやりした光芒と幾条もの細い雲だった。とりわけ上の写真は雲の形ばかりが目立つ。ぼくはツイッターに〈光輪が現れたよ〉と画像つきの短文を投稿しようと思ったけれど、出来栄えをみて、ポストするのをためらった。
「ケムトレイルだ」って思われたくなかったからさ。
ケムトレイルというのは、各自で調べてもらえればいいけど、ぼくは眉唾ものだと思っているんです。
だって、こんな形状の雲なら、しょっちゅう見ているもん。ぼくの居るところは空が近いし、見上げる機会も頻繁だし、たいして珍しくは感じないのね。
あまり「ニセ科学批判」には与したくないし、ぼくのフォロワーにはケムトレイルの害悪を心配している方も少なくないから、ことさらに否定はしないけども。
偽らざる心境を明かすと、「あ、イワシはケムトレイルを信じているんだな」と思われたくなかった、んだ。
その日はやたらとケムトレイルの画像がアップされていたせいもあって、投稿しないでおこうかと判断したのでした。
で、そのとき思った。
「保育園落ちた、日本死ね」が社会問題となったときに、「わたしは政権批判をしたいわけではない、わたしの発言や行動を、政治的な働きに利用しないでほしい」と、ぼくから見れば)頑な態度を貫いている方がいて。
比較してはならない問題だと承知しながらも、その気持ち、ちょっとだけ理解できた気がした。
ほんのちょっびり、だけどね。
ぼくは基本的に、保育所および待機児童あるいは保育士不足と低賃金の問題は、国としての対応を迫られる政治的なイシューであると考える。だから野党が、保育にかんする諸問題を「利用」して、現政権を揺さぶるべきだという立場です。
だけど、それと同時に。
個人のスタンスも尊重されなければならないとも思う。
世間一般に、現政権の欺まんが明らかになりつつある最中だから、なおさら。
今まで政権批判だと思われたくないから発言をためらっていた多くの人たちが、ようやく声をあげ始めたんだから、それは大切にしてあげなくっちゃ。
んー今日はここまで。この続きはいずれまた。ではね。