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鰯の独白

鰯は、鮪よりも栄養価が高いのです、たぶん。

プレゼント

poetry
 
たくさんのプレゼントをきみからもらったけれど、
おれはきみに何もプレゼントしていない。
誰かれに愛嬌を振りまいているけれど、
きみに微笑ひとつも返したことがない。
酷いやつだ、
酷いやつだな、おれって。
 
きみに何を贈ろう?
何を贈ればいい?
何をもらったら喜ぶ?
何だったら嬉しい?
わからないんだ。
朴念仁の男は、
気の利いた台詞ひとつも浮かばない。
おれはあまりにも、
あまりにも手前勝手だ。
もらってばかりで、何も返せない。
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クリスマスだというのに。
今夜はクリスマスイヴだというのに。
ここに贈り物すらできない「駄目な僕」がいる。
プレゼント、なくてゴメンね。
 
 
 
註:これは他の誰でもない、ぼくのパートナー(妻・女房ともいう)に贈った散文です。それ以外の解釈は控えていただきたい。
また、ビーチボーイズ「駄目な僕」の引用は、邦題そのものを引用したのであって、該当する楽曲の歌詞の内容とはいっさい関係ないことも、併せてお伝えしておきます。