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鰯の独白

鰯は、鮪よりも栄養価が高いのです、たぶん。

森繁久彌 キャベジンコーワ コマーシャルソング

Music
 
 
いまは亡き森繁久彌氏が昭和40年代に出演していたキャベジンコーワのコマーシャルで忘れられないメロディーが二つある。べつに好きというわけではないが、白黒の映像とともに記憶の底にこびりついているのだ。
ときどき思いだしてはググってみるのだが、検索に引っかからないし、ユーチューブにも見あたらない。しょうがないから譜面に書いてみました。どなたかご存知の方はツイッターのアカウントまでご一報ください。
 
森繁・キャベジン①(漁師編)

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漁師に扮した森繁が、船上で網をたぐり寄せながら、調子よさげに唄う。

「♪ 魚が獲れただよ~ 船に一杯よ~ 可愛いあの娘によ~ 逢いにゆくんだよ~」

 

森繁・キャベジン②(ブランコ編)

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 黒澤明の映画『生きる』のパロディか、志村喬よろしくうらぶれた態でブランコに揺られながら唄う。

「♪ 人生(青春)が花ならば いつの日か散っていく この若き若者よ 熱き血潮のたぎるまま……」

(下線部は歌詞があやふや。なにせまだ子どもだったもんで、記憶が不確か。)

典型的な森繁節で、後半になると空を見あげて感無量といった表情を浮かべるが、惜しくも時間切れ、曲はフェイドアウトする(おそらく続きがあるはずだ)。

終盤にちょっと小粋な借用和音が聞こえるが、あいにく今は楽器で音を確かめる余裕がない。コード進行が判明したら追記します。

【追記】終盤の4小節、最初は[ ]-D7-Gm7-C7としてみたが、それほど明確な終止形ではない。が、あとで[ ]にCをはめこんでみたら、あっさり謎が解けた。この4小節間はCーE7ーAm7ーD7である。たぶんコマーシャルがフェイドアウトしたあとに曲はGm7ーC7ーFと解決するのであろう。ちなみにこれは「ひみつのアッコちゃん」のサビ、「♪ シンデレラ姫が飛びだした~」の部分と同じ和声進行である。そのころ流行ってたんだろうか? 

繰りかえし申しあげます。「知ってる」という方は鰯にお知らせくだされ。記憶をシェアしましょう(笑)。

 

 

 【追記2】さっそくツイッターにとても嬉しい情報をお寄せいただいた。

①は『新・大漁節』で、②は『青春が花ならば』です。森繁久彌全曲集の四の『老いた舟乗りのバラード』に入っております。

となると、②の歌いだしは「♪ 青春が~」とならねばならない。ともあれ、ご教授いただきまして、まことにありがとうございます。それと、これを機会に、上記の「べつに好きというわけではないが」という箇所も訂正したいと思います。
だって(元祖プロモーションビデオともいうべき)キャベジンコーワのコマーシャルを40年ほど経ってもこれほど覚えているってことは、森繁久彌の歌や演技にどこか惹かれる部分があったのだろうから。