トピック「好きなギタリスト」について
ピート・タウンゼント です。
かれよりもテクニカルなギタリストは数多いるが、
かれほどクリエイティヴなギタリストは数えるほどしかいない。
ヘンリー・パーセルからジョン・リー・フッカーまでを視野に収めつつ、
ザ・フーの音楽を構築する要素として、ピートはギターの鳴りに耳を傾けていた。
コードワークひとつとっても、音の選び、抜き差し、響かせ方、じつに多彩である。
加えてあの高速カッティング、リアス式海岸の崖を思わせる粗削りなアタック。
トラッドに根ざしたチューニング、ふと垣間見せる繊細なアルペジオ。
ピート・タウンゼントほどエモーショナルなギタリストはいない。
ぼくにとって。
具体的な説明をしだすときりがないので、このくらいにしておきます。
念のため、ぼくの好きなユーチューブの画像を4枚、貼っておきます。
① 70年、ワイト島フェスティバルの「ヤング・マン・ブルース」。
ピートとキース・ムーンDrのブチ切れっぷりが尋常じゃないLV。
② 78年、映画『キッズ・アー・オールライト』の「無法の世界」。
足を踏ん張り、腕を振り回すタイミングの妙。これぞ千両役者!
The Who - Won't Get Fooled Again
③ 80年、ソロ『エンプティ・グラス』より「ラフ・ボーイズ」PV。
ワンテイクで録音されたとは思えないギターシンセの広大な音響。
若いの、おれを邪険にするなよ。
④ もういっちょう載っけておくぜ。ロイヤル・アルバート・ホールの「Drowned」。