鰯の独白

鰯は、鮪よりも栄養価が高いのです、たぶん。

2015/08/16 熊本デモ

 
ツイッターでは既に報告ずみだが、今日、8/16の熊本デモに参加した。今まで何度か辛島公園へ足を運んだり、市中の行進の後をついていったりしたことはあったが、集会の段階から参加したのは初めてだ。つまり、ぼくにとってはデモ行進のデビューである。
f:id:kp4323w3255b5t267:20150816204854j:image ①16:00 辛島公園前スタート
今回のデモを企画・運営していたのは、WDW@熊本という団体である。
WDW@熊本 (We Disagree with War in Kumamoto) 2015/08/16/sun 熊本の若者、学生が中心とした戦争法案反対サウンドデモを行います。
このツイッターのプロフィールを見て、今日の辛島公園へ行く気になったのだ。
f:id:kp4323w3255b5t267:20150816204908j:image ②16:15 下通 銀座通り交差点付近
以下、ツイッターに投稿した文章を、そのまま掲載する。
辛島公園、だんだん人が増えている。
今日16日は午後4時から辛島公園→新市街→下通→上通というルートのデモ行進に参加した。WDW@熊本 @wdwkumamoto の発表によれば、参加者数は約500人。若い人たちに混じって後ろの列で「戦争法案反対、さしより廃案!」*と声をあげた。WDWのみなさん、運営お疲れさまでした。
 08/16熊本デモはこんなふうでした。いつも見慣れた街の景色が、少しだけ違ってみえるね。
あ、手ぶらのぼくに手製のプラカードを渡してくださった女性を探しだせずに、返しそびれました。すみません&ありがとう。心あたりある方は連絡ください。※
熊本市が人口70万人の地方都市であることを考えたら500人という数字は些少に過ぎない。が、それだけの人口を有しているからこそ500人のデモが成立するとも言える。地方都市が抱える問題は多岐にわたるけれども、デモをする/目にするは、地域のしがらみから脱却する機会としての可能性がある。
f:id:kp4323w3255b5t267:20150816204920j:image ③16:30 通町筋より上通
はてなブログだけに来訪なさる方々のために、二三、感想をつけ加えておこう。
 
WDW@熊本の、スタッフの若者たちは、おしゃれとかカッコいいとか、そういった感じではなく、そこらへんにいそうな、ごくふつうの感じの若者たちだった。もっとスタイリッシュで、近寄りがたい雰囲気があるだろうと想像していたのだが、(いい意味で)裏切られた。
⑵ 行進前のスピーチで、とくに重要だと感じたのは、熊本の三大学(熊本大学熊本県立大学熊本学園大学の教職員たちが「安全保障関連法案に反対する声明」を、それぞれに発表したことだった。封建的な風土の土地で、このように大人たちが声をあげることの意義は大きい。ともすれば、スローガンの連呼に終始しがちなデモに、奥行きと知の裏づけを与えていた。
⑶ 行進の途中で、ぼくは日曜日の繁華街を往きかう人びとが、どういった反応を示しているのか、それとなく観察していた。あからさまに反感をあらわにしていた男性を二、三名見かけたが、多くの大人たちは無関心を装っているように見えた。それとは対照的に、デモ行進に真剣なまなざしを向けていたのは、地元の中学生や高校生たちだった
ティーンエイジャーに、若者が主体のデモは、どう映っただろう?
訴えている「憲法守れ、戦争法案反対」という内容をどう受けとめただろう?
それが好意であれ悪意であれ、かれかの女らの目に触れたことは、とても大切なことではないか?
そんなことを考えながら、ぼくは熊本の繁華街を歩いていた。
声を張りあげながら。
f:id:kp4323w3255b5t267:20150816204935j:image ④16:40 上通 ゴール
*@higourinikkiさんより: 
さしより廃案→とりあえず廃案→とりま廃案
※ 追伸:“No War, No Kill”と書かれたプラカードは、いまも手もとにあります。
 
 
iPhoneより投稿)