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鰯の独白

鰯は、鮪よりも栄養価が高いのです、たぶん。

After the trouble is gone(?)

今日お客とトラブった。いや結果的に相手は入場しなかったから、お客さまとは言えないか。その一部始終を詳らかに(流行語)することはできない。こと細かに書けばアクセス数を稼ぐこと必至だが、現実の問題を語るのはやはり差し障りがある。もし、相手がぼくのようにネット上のメディアを持っているとなると記録に残すことはかなりリスキーである。だから思わせぶりのようだが、トラブルの内容をここに書くわけにはいかない。今後の身の振り方にもかかわりかねない。ぼくの立場からすれば、相手の言いぶんは言いがかりにも等しい理不尽きわまりないものだった。が、相手の側からすれば、ぼくの言動は傲慢で許しがたいものだっただろう。ぼくはサービス業に従事していることを忘却し、思ったままを口にした。その結果どうなるかはわからない。すべては身から出た錆だといえよう。しかし一連の終わったのち、ぼくの心境は奇妙なことに平穏だった。もっとモヤモヤした気持ちを引きずるかと思っていたが、なぜだかさばさばした気分だった。あんなに声を荒げたことはずいぶん久しぶりだった。それで問題が解消されるわけではないにもかかわらず胸にわだかまりのようなものが残っていないのだ。もちろん相手もそうである保証はない。むしろ恨みを買ったとみるのが妥当だろう。相手はぼくの名札をジッと見つめていた。今日の出来事をぼくの名前とともに記憶のひだに焼きつけたに違いない。いいさ、なるようになれだ。ぼくは今回の一件でじつにたくさんのことを経験した。ああこういうことかと認識する濃密な時間だった。そのとき心のなかに発生したさまざまな感情の働きは、こうした出来事でもないかぎり体得できない種類のものだった。そのことは期間を置いていつしか書かれることになるだろう。もちろん今日のシチュエーションをそのまま文章にするといった愚は避けたい。けれどもこれほど滅多にない経験を、ただ台無しにはしたくはないのだ。きっと今日のトラブルは数年後に書かれるものの糧となるだろう。ぼくはとことん経験主義で、どうしようもなく貪欲なのである。

f:id:kp4323w3255b5t267:20150523203754j:image クサイチゴ
今日は嬉しいことを報告しようかと思っていたんだが、それはまた次々回に。