小学二年生のときに、 母が赤い靴を買ってきた。 日ごろ履きなれた白ズックと違って、 すこぶるしゃれたデザインの靴だった。 赤い靴を履いて歩く姿を想像すると、 ぼくはわくわくして、 なかなか寝つけなかった。 翌朝、颯爽と玄関を飛びだして、 赤い靴を…
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